ブンデス1部のレギュラーなのに、代表に選ばれなかった鎌田と奥川が出場した試合。フランクフルトのフォーメーションは3-4-2-1で鎌田は2シャドーの一角、奥川は4-3-3の左インサイドハーフで先発。代表を引退した長谷部はベンチスタート。
前半5分に、アウェイのビーレフェルトが先制する。右サイドで展開してからのクロスを奥川がスルー、ワンツーからヴィマーがシュートを左サイドに流し込む。12分には鎌田が中へ切れ込んでのシュートもビーレフェルトGKオルテガにキャッチされる。16分にも一発のパスで抜け出したリンストレムがGKと1対1になるがシュートはバーの上。
逆に前半27分、ビーレフェルトは1トップのセッラが中央でキープ、シェプフのパスを受けたヴィマーがラボーナでクロス、奥川がヘッドと見せかけてスルーした裏にシェプフが飛び込んで胸で押し込み、ビーレフェルトが2点目を追加する。
フランクフルトは前半35分に右からのクロスにボレが中で合わせるも、GKオルテガの足に当たってゴールならず。40分にはスローインがスルッと前に流れたところを奥川がシュートも威力が無くGKがキャッチ。
後半からヒンテレッガーに代えて長谷部が投入、18分にローデに代えてパシエンシアが入り、ボレがシャドー、鎌田がインサイドハーフにポジションを落とす。逆に後半20分にはスローインから奥川がスルスルとドリブル、折返しをクリューガーがシュートもGK正面。
その後はフランクフルトが圧倒的に攻め立て。ビーレフェルトは後半27分にカストロがトップ下に入り、奥川が右SHに入った4-2-3-1に変更。35分には長谷部がイエロー、FKの流れから奥川がシュートもサイドネット。
後半38分に奥川を下げてビーレフェルトは守り倒す体勢。後半41分には鎌田から右サイドをオーバーラップしたアッヘにロングスルーパスが通るがクロスを誰も合わせられない。後半ロスタイムにはPA内でボレが完全にフリーになってシュートもオルテガが防ぐスーパーセーブ。
そしてそのまま0-2で試合終了。奥川の連続ゴール記録は途切れてしまったが、ビーレフェルトは暫定14位に浮上、残留争いから一歩抜け出す結果となった。フランクフルトは長谷部をスタメンから外した事が裏目に出て、チームが緩んだ前半にリードされ、後半に畳み掛けたが時既に遅し。
しかし鎌田も奥川も、この試合では明らかに他の選手よりも技術的にレベルが上のプレイを見せていたと思うのだが、それでも代表に入れない日本はどれだけ強いのかと想像してしまうよね(笑)。