「優勝候補が順当の大勝も、草津東は内容的に大健闘」全国高校サッカー選手権 1回戦 前橋育英-草津東

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昨日から始まった全国高校サッカー選手権。関西では読売テレビが前橋育英対草津東の試合を地上波で放送していたので、まずはそれを観戦、前橋育英は4-2-3-1のフォーメーションで、草津東は3-1-4-2の形でスタート。

試合は前橋育英が序盤からボールを支配、早速前半6分にロングボールを1トップの守屋が右に大きくトラップして2人のDFを外し、ゴール左にシュートを決めて早速先制点をゲットする。

しかし草津東も、10番の田中にボールが入るとキープ力で攻撃のバリエーションが作れ、15分ごろには惜しいチャンスを作る。が、前橋育英のプレスは素早く田中へのボール供給を寸断、その後は草津東がほとんどシュートチャンスを作れない。

前半ロスタイムに、草津東は9番の松田がポストから反転、ドリブルで抜け出してのシュートを放つが、コースが甘くGKにキャッチされて前半を終了する。

後半は草津東が攻め込み、後半2分にはPA右からシュートもバーの上。しかしそこからはまた前橋育英が草津東のビルドアップを寸断、ボール支配を強めていく。13分には長崎への入団が決まっている10番の笠柳のカットインシュートなど惜しい場面を連発する。

しかし草津東もまた盛り返して22分にはショートカウンターから惜しいシュート、28分には左サイドを松田がドリブル突破、中でフリーになった上原がインサイドでシュートもDFに当たり絶好の決定機をモノに出来ない。

すると後半34分、左サイドのコンビネーションから守屋が抜け出し、ゴール上にシュートを決めて前橋育英が突き放す。そして後半ロスタイムにスローインを受けた守屋がターン、クロスを渡辺が押し込み3点目、直後にもミドルがバーに跳ね返ったボールを守屋が頭で押し込みハットトリック、そして試合終了。

結果的には4-0の大勝だったが、草津東にも十分勝てるチャンスはあった好ゲームだった。それにしても、ちょっと昔に比べると高校サッカーの1回戦でも戦術レベルが上がっていて、トップはアレだけど日本サッカーの草の根は確実に底上げされている事が実感出来る試合だったね。

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