「決定力不足だった奥川が、突然ストライカーとしての能力を開花?」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ライプツィヒ-アルミニア・ビーレフェルト

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前節はリーグ12位のボーフム相手に奥川のゴールなどで快勝したビーレフェルトは、今節はライプツィヒとアウェイで対戦。ただしライプツィヒのスタジアムはコロナの影響で無観客となっている。

ライプツィヒのフォーメーションは3-1-4-2で、ビーレフェルトは奥川がトップ下に入った中盤ダイアモンドの4-4-2の形。

試合はアウェイのライプツィヒがポゼッションする流れでスタートするが、ビーレフェルトも安易にバックパスをせず、統率はされてないが全員が献身的な守備を見せて決定機を与えない。逆にライプツィヒはCL常連らしからぬ攻撃の鋭さが感じられない。

前半終了間際に、左サイドでの混戦からするっとスルーパスに抜け出したヴィマーの折返しを奥川が決めたと思ったが、オフサイドの判定でノーゴール。ライプツィヒが7割のポゼッションを記録しながらもスコアレスで折り返す。

試合が動いたのは後半13分、ライプツィヒがポストプレイをミス、左サイドに展開してからの折返しにヴィマーが飛び込み、これはライプツィヒGKグラーチが何とか防ぐも、こぼれ球をセラに押し込まれてアウェイのビーレフェルトが先制する。

ビーレフェルトはすぐにゴールを決めたセラを下げて、4-1-4-1にフォーメーションを変更して守りに入るが、後半24分にオルバンを足の裏で踏みつけたというVARの判定でファビアン・クロスが一発レッド、ビーレフェルトは10人での戦いを強いられる。

そのFKからライプツィヒはヌクンクがフリーでシュートも、わずかにゴール左に外れる。逆に後半30分、ライプツィヒが自陣でパスミスをしたボールを拾うと、前線に飛び出した奥川がスルーパスを冷静に流し込みビーレフェルトが追加点。

当然、残り時間はライプツィヒが圧倒的にビーレフェルトを攻め立てるが、ビーレフェルトは奥川が右SHに入った4-4-1の形で守り倒し、そのまま0-2で試合終了。ビーレフェルトは17位の降格圏は変わらないものの、残留圏の15位アウクスブルクまで勝ち点2差まで迫った状況でクリスマス休暇に入る事になった。

奥川は、以前はイージーなシュートを外すことが多くてサポーターから揶揄される事もあったが、いきなり得点力を発揮するようになったのが謎。これが確変じゃなくて定着すれば、スピードは無いけど献身的で攻守の切り替えが速いし、間違いなく上のクラブを狙える存在になりそうだ。

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