「“残念そこは長谷部”からの必殺カウンターでダービー勝利」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 フランクフルト-マインツ

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現在リーグ7位のフランクフルトはミッドウィークにボルシアMGとの試合に勝利、中2日で迎えた6位マインツとのライン・マインダービー。

長谷部は3試合ぶりにリベロで先発復帰したフランクフルトは、鎌田がシャドーに入った3-4-2-1、対するマインツは3-1-4-2のフォーメーション。

試合はダービーらしく、どちらもボールへのプレッシャーが早く、奪ってからの攻撃が早い目まぐるしい展開。しかしホームのフランクフルトは、長谷部が高いラインを保ってマインツの攻撃を未然に防ぎ、鎌田が中盤まで降りてビルドアップに参加、試合のペースを握る。

前半13分にはCKから鎌田が絡んだ流れからチャンドラーがシュートもマインツGKゼントナーが鋭く反応して防ぐ。23分にはコスティッチが強烈な無回転ミドルもゼントナーが弾き、ボレが詰めるがヘッドは上にそれる。

逆に前半30分を過ぎたあたりからマインツが押し気味になるも、長谷部の読みとカバーリングでシュートを許さない。すると35分に長谷部の見事なパスカットから、鎌田が繋いで縦のパス交換からボレが相手と入れ替わって抜け出し、GKと1対1になったところでリンストレムに意表を突いたパス、これを難なく押し込んでフランクフルトが先制する。

後半になると、選手を交代したマインツが攻勢。フランクフルトはヒンテレッガーのパスミスから決定的なシュートを打たれるなど、自陣でのミスが多くなってリズムが悪くなる。しかし後半16分にはフルスティッチのループシュートがクロスバーに当たる決定機をフランクフルトが作る。

さらに23分、長谷部の縦パスからリンストレムがドリブル、ラストパスでボレが抜け出すもシュートはゼントナーに当たって追加点ならず。マインツも27分にPA内でブルカルトが反転からシュートもフランクフルトGKトラップがキャッチ。

その後はスペースが出来て互いにゴール前のシーンが多くなるが、どちらも最後の詰めが甘くて決定機まで行けず。そして39分には鎌田とボレが下がってパシエンシアとイルザンガーが入り守備固め。

試合終了間際にはマインツの決定的なシュートをトラップが飛び出してセーブするなど、最後までマインツに得点を許さず1-0で試合終了。これでフランクフルトは3連勝でマインツを抜いて6位に浮上した。

長谷部は積極的なラインコントロールと、相変わらずの鋭い読みで守備を牽引、MOM並みの活躍を見せて勝利に貢献。鎌田はスコアポイントこそ無かったものの、幅広くピッチを動き回ってボールに絡み、着実にボールを展開するリンクマンとしてリズムを作っていた。

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