「サンプドリアは吉田の復帰でダービーに勝利、シェフチェンコ監督は早くも崖っぷち」イタリア・セリエA第16節 ジェノア-サンプドリア

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ここまでジェノアがリーグ18位、サンプドリアが15位と共に下位へ沈んだ状態で迎えたジェノバダービー。吉田は5試合ぶりに4-2-3-1のCBで先発復帰、対するジェノアは3-1-4-2のフォーメーション。

試合はアウェイのサンプドリアが、左SBアウジェッロの積極的な上がりで攻勢。前半7分に、サンプドリアがセットプレイが続いた後に、CKからの流れでカンドレーヴァのクロスをガッビアディーニが頭で合わせてゴール、アウェイのサンプドリアが先制する。

ビハインドになったジェノアは、FWエクバンが右サイドに流れて基点となり、力強いドリブルでサンプドリアを攻め立てるが、吉田を中心にラインをコンパクトに保ち、粘り強いデュエルでジェノアにシュートチャンスは与えない。

サンプドリアも21分に左サイドからニアゾーンを介したクロスにトルスビーがわずか右に外れるヘッド。33分にもトルスビーがヘッドも力なくGKがキャッチ。前半ロスタイムにはカンドレーヴァのスルーパスにカプートがシュートと、むしろサンプドリアのほうが決定機を作る。

後半、ジェノアはいきなりフリーでエルナニがシュートの決定機を作るが決められない。逆に4分、左サイドでアウジェッロが粘ってボールを奪い、カウンターからカンドレーヴァがシュート、ジェノアGKシリグがキャッチし損ねたボールをカプートが押し込み追加点。

ジェノアは後半19分にPA内でパンデフが吉田を背負い、股抜きでシュートもゴール左に外れ、直後にもパンデフのドリブルからデストロがフリーでシュートもヒットせずと、2度の決定機をモノに出来ない。逆に23分、カプートの折返しをガッビアディーニがミドル、相手に当たってオウンゴールとなってサンプドリアが3点目。

その後はジェノアの猛攻を浴び、決定的なクロスを吉田がカットするなどサンプドリアの守備陣は忙しくなり、後半33分にはアーリークロスをデストロに頭で上手く合わされジェノアに1点を返される。37分にもファンフースデンに強烈なミドルを打たれるがわずかに枠外。直後にもCKからシュートのこぼれ球がポスト。

最後はジェノアがパワープレイもサンプドリアは吉田を中心に跳ね返し、そのまま1-3で試合終了。サンプドリアは3試合ぶりの勝利で暫定14位に浮上。逆にジェノアは、監督解任を受けてあのシェフチェンコが就任後1分4敗と未勝利で、早くも崖っぷち状態となってしまった。

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