「冨安個人は頑張っていたけど、攻守に差を見せつけられた挙げ句に南野ゴール」イングランド・プレミアリーグ第12節 リバプール-アーセナル

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代表ウィーク明けにいきなりのビッグマッチ。ホームのリバプールはいつもの4-3-3で、アーセナルはオーバメヤンとラカゼットが縦に並んだ4-4-1-1の形。右SBで当然のように先発した冨安にはマネがマッチアップする形。

とは言え、マネは比較的内側に寄ったポジションを取る事が多く、ツィミカスのオーバラップに対処する形が多かったが、破綻なく守っている。17分には上がった冨安からロコンガにピンポイントでクロスが届くが、オックスレイド・チェンバレンのカバーに防がれる。

前半32分には冨安と競り合ったマネが肘を出してファール、この判定に対して不服なクロップとアルテタの両監督が文句を言い合い、互いにイエローカードをもらうシーンも。

しかし冨安は良いが、左SBのタヴァレスはサラーを抑えるのに苦しみ、ボランチのロコンガ、トーマスのところでリバプールのプレスにかかって危ない形でボールを奪われる事が多くなる。

それでもラムスデールの奮闘で失点は防いでいたのだが、30分ごろから完全にリバプールのペースになると、39分にアレクサンダー=アーノルドのFKから冨安の前に入ったマネがヘディングを決めて先制。

後半もハイプレスを仕掛けるリバプールにアーセナルはアップアップ、とうとう前半7分にタヴァレスが自陣からドリブル、バックパスの相手が何とジョタ、そのまま切り替えしてラムスデールのタイミングも外して2点目のゴール。このミスがアーセナルには痛恨だった。

冨安も10分にはトラップに手間取り、オックスレイド=チェンバレンに奪われるミスを犯すが、シュートはホワイトの体に当たって失点を免れる。アーセナルはようやく後半20分にオーバメヤンがシュートの決定機もGKアリソンが足に当てて防ぐ。

しかし後半28分、アリソンからのキックに冨安がポジションに迷って前に詰めたが裏を取られ、マネのクロスにサラーが決めて3点目。ここでジョタに代えて南野がトップの位置で投入される。実質的にはトップ下のようなポジション。

するとその1分後に、アレクサンダー=アーノルドのクロスにファーでフリーになっていた南野が押し込み4点目。この場面で冨安は前方に上がっていて、サボらず戻って来たが間に合わなかった。その後も冨安は上がりっぱなしで、35分にはオーバーラップからクロスもファーに流れてしまう。冨安はこういうクロスが多いね。

最後はリバプールが余裕の試合コントロール、そのまま4-0で試合終了。チームとしての完成度は段違いで、ハイプレスを連続してかけられる戦術的統率と連動性、守備から攻撃への切り替え、意思疎通、全てに置いてリバプールのほうが上だったね。南野も点は取ったけど、インテンシティとフィジカルはまだレギュラーレベルじゃないのは見えてしまったかな。

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