「ケーヒルロスのオーストラリア、強みに徹しきれず痛恨のドロー」カタールW杯アジア最終予選 中国-オーストラリア

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昨日は、次に対戦する中国の偵察と、オーストラリアが引き分けた理由が見たかったので、DAZNで中国対オーストラリアの試合を観戦。ホーム扱いの中国は4-4-2でエウケソンとアランの2トップ、オーストラリアは4-2-3-1のフォーメーション。

ボールはオーストラリアが支配するが、オマーン戦前半の日本のようにサイドへはボールを運べるけど、そこからはクロスぐらいしか攻め手が無く、中央を4-4のゾーンで固める中国に跳ね返される。

中国はボールを奪ったら、オーストラリアのSBやDFラインの裏めがけてサイドチェンジやロングボールを蹴り、FWを走らせてウーレイがフォローする狙いが徹底されているが、オーストラリアも素早く対策してカウンターを許さない。

オーストラリアがボールを保持したまま膠着状態が続いたが、前半38分にスローインから縦パスで抜け出し、クロスをFWデュークがDFの上からヘッドで決めてオーストラリアが先制に成功。42分にはカウンターからレッキーが完全にフリー、トラップが浮いてシュートは中国GKイェン・ジュンリンに止められたが、流れは完全にオーストラリア。

後半になると、一転して中国が前に出て来てボール保持で上回る流れに。しかし15分過ぎからまたオーストラリアがポゼッションして、前半と同じ流れになるかと思われた後半22分、中国のFKからゴール前でハイボールの競り合いになった場面で、オーストラリアのジェッゴが伸ばした腕にボールが当たったというVARの判定でPK。これをウーレイが決めて同点。

その後は、サポーターの声援を受けた中国が押し気味に試合を進めるも、オーストラリアも選手交代でフレッシュさを取り戻し、どちらも決め手は無いままに5分のロスタイムを消費、そのまま1-1のドローで試合終了。

オーストラリアの攻撃は、日本のオマーン戦前半のように試合すれども工夫の無い単調なものだったが、日本とは違って高さで勝てるのが強み。でもそれならもっと高さ勝負をしても良かったんじゃないだろうか。そこがケーヒル引退後のオーストラリアが迷走している理由だと思う。

中国については、基本的な能力としてはあまり変化は無いが、守備戦術の練度は上がっているので簡単に点が取れる相手では無さそう。やはり三苫や中島、伊東のようなドリブル、久保のワンタッチパスに抜け出す古橋のように、狭いスペースを打開できる選手起用が求められそうだ。

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