嫌でも”ジャパンズウェイ”を信奉せざるを得ない日本人監督の憂鬱

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先日のベトナム戦で、森保監督は遅れた欧州組について「すごくみんながいい顔をしていて、疲れた様子があまり見受けられませんでした」と語っていたのに、守田はあっさりそれを否定していた事実が判明しました。

「万全ではなかった」守田英正は合流が遅れた選手の積極起用をどう感じた?「僕らは怪我をしていようが…」(SOCCER DIGEST Web)

何度もここで書いているように、チーム作りを選手に丸投げする”ジャパンズウェイ”では、どうしても中心選手を柱にメンバーを組まないとチームが機能しないので、吉田や長友、大迫、遠藤といった「声の大きなベテラン」が幅を利かせる事態になってしまいます。

彼らのコンディションが悪かったり、力が衰えたりしても、選手自ら辞退しない限りは監督がメンバーから外す権限が極めて薄い、完全に力関係が選手>監督になっているのがジャパンズウェイの本質でもあります。

まあ、今の日本の監督にとっては、経験・戦術・能力全てにおいて海外組のほうが上回っているため、彼らを完全に御するためには、カズぐらいのカリスマ性が無ければ厳しいと思います。森保監督が「物分りの良い兄貴」的な置物になっているのは必然なのかもしれません。

さて昨日、フランクフルトの長谷部誠が、現役選手やキャリアを終えたばかりの元選手を対象とした指導者プログラム『プレーヤーパスウェー』に入ったというニュースがありましたね。

長谷部誠 ドイツ指導者ライセンス講習でステップアップ 同僚は「長谷部監督」を熱望 | 東スポの海外サッカーに関するニュースを掲載

かつてレアル・マドリーなどでもプレイしていた元ドイツ代表サミ・ケディラのTwitterで、講習に参加しているメンバーの写真に長谷部がしっかり写ってます。

長谷部が監督になれば、カリスマはともかくとして能力・経験は代表の誰よりも高いわけで、統率力については申し分ない監督になりますよね。もちろん、監督としての経験、戦術論も欧州リーグで鍛えてもらって、日本人初のチャンピオンズリーグ出場監督になっていただき、最高のキャリアを引っさげて日本代表監督に就任していただきたいと思いますな。それまで頑張って生き延びないと(笑)。

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