「もしかすると、三笘はあのマルセロになれるかもしれない?」ベルギー・プロリーグ第13節 ユニオン・サンジロワーズ-ゲント

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2部からの昇格組ながらベルギーリーグで首位を快走しているサンジロワーズ。シーズン序盤はベンチスタートだった三笘も、今や3-1-4-2の左WBとして先発に定着、この試合もスタメンで出場。対するゲントは3-4-1-2のフォーメーション。

試合はいきなり、右サイドでウンダブからがスルーパスから抜け出し、クロスにバンゼイルが合わせてゴールネットを揺らす。一度はオフサイドと判定されたがVARでゴールが認められ、サンジロワーズが誇る2トップで先制点をもぎ取ってしまう。

もとから5バック気味に守る事が多いサンジロワーズだが、この先制点で専守防衛に拍車がかかり、なかなか攻撃に絡むことが出来ない。14分にようやく三笘がパスカット、ドリブルからバンゼイルにパスをしたがボールを下げられてしまう。

その後はゲントが攻勢を強め、2度もクロスバーに当たる決定機がありながら得点できず。34分にも左サイドでカンドゥスが抜かれてクロス、これがファン・デル・ヘイデンの手に当たったというVAR判定でゲントにPK。しかしオフォエが蹴ったボールはこれまたクロスバーで失敗。

41分にはカウンターで三笘が単独ドリブル、マークに入った選手を抜いたところを足で引っ掛けられたように見えたがノーファール。それでも43分には2人の守備の間を強引に突破、3人目も抜いたところで倒され今度はイエローを与える。

すると後半44分、ゲントゴール前でのボールにヘディングで競り合った際、オクムが出した手にボールが当たって今度はサンジロワーズにPKの判定、これをテウマが決めて2点目をゲットする。ロスタイムには三笘が遅れてタックルに行って今度は自分がイエローをもらう。

後半は前半にもましてサンジロワーズが自陣に押し込められるが、16分に三笘が相手のパスをカット、そのままドリブルで持ち込みシュートまで行けそうだったがウンダブにパス、シュートは相手に当たってCK。

後半29分にウンダブが交代で下がり、三笘は2トップのポジションに上がったが、シュートを撃つ機会は無く38分に交代で下がってしまう。ゲントはカストロ・モンテスの惜しいミドルやFKなどチャンスは作るが、GKモリスがことごとくファインセーブ、そしてそのまま0-2で試合終了。ユニオン・サンジロワーズがアウェイで勝利して4連勝、ガッチリ首位を堅持した。

三笘については、ゴールやアシストは無かったが、ゴールに繋がるファールを獲得するなど、前を向いたら誰も止められない推進力を見せ、対面のサモワーズはただ守備をする人に成り下がっていた。

ただ守備の寄せ方というか、相手との距離の詰め方はぶっちゃけまだまだ下手くそ。でも足は速いし、いったん相手の近くに寄ってしまえば、足をちょこんと出して相手のボールを引っ掛けてロストさせるプレイが上手い。身長もそれなりにあるので、ここで経験を積んで行けばマルセロのような超攻撃的SBというのも面白いかもしれない。

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