「大島と小林悠がサブでも安定した試合運び、川崎が盤石のJ1優勝」J1第34節 川崎フロンターレ-浦和レッズ

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今節の試合で、川崎が5位の浦和に勝てば優勝が決定、引き分け以下の場合は横浜Fマリノスの成績次第で優勝が決まる大一番。

川崎はいつもの4-3-3のフォーメーションで、浦和も形はいつもの4-2-3-1ながらコンディションの問題でエースのユンカーがまさかのベンチ外。

まずは浦和が川崎に対してどういう策に出るのか注目してみたが、川崎がDFでボールを持っていても2トップはあまりプレスには行かず、中盤に入ったボールを監視する狙いが見える。それに対して川崎は、中盤では無く両ウイングに対してDFからしっかり縦パスを通し、さすがの対応力を見せる。

しかし最初の決定機は浦和。前半26分にワンツーで酒井がオーバーラップ、折返しがたまたまスルーのような形になって最後は関根がシュートもゴールライン上で谷口がクリアする。

前半30分過ぎには川崎が浦和陣内でセカンドボールを支配、ハーフコートの時間帯が続く。すると33分に旗手のクロスにレアンドロ・ダミアンが競り合い、最後はジェジウが押し込んで川崎が先制点をゲットする。

後半はビハインドの浦和が、山中が高い位置を取ってセンターでは関根、汰木が攻撃に参加して分厚い攻撃を見せるが、川崎に比べると浦和は前線でのパスワークがギクシャクしており、選手間の意思疎通に大きな差がある事を見せつけられる。

ようやく浦和がボールを保持仕出したところで、川崎は後半30分にレアンドロ・ダミアン、マルシーニョ、登里に代えて小林悠、大島、車屋が入る。サブに代表クラスのメンバーを揃えている余裕の選手層。

しかし浦和は前線に興梠を投入した事で川崎のDFラインが下がり、浦和が再びボールを支配する流れに。すると後半44分、川崎のスローインから浦和がパスカット、伊藤のシュートは川崎GKチョン・ソンリョンが弾いたが、こぼれ球に反応した酒井が押し込み同点。

ロスタイムには大島のクロスから旗手の折返しを小林悠がどフリーでシュートもミート出来ず、大島のミドルも西川がファインセーブ、そしてそのまま1-1で試合終了。しかし裏の試合で2位の横浜Fマリノスが負けてしまったために、川崎は優勝が決定した。

今期は中村憲剛が引退、田中碧、三笘という超主力の選手が2人も海外移籍で抜けながら、新戦力がしっかり穴を埋める選手層の厚さを見せつけた。今期のMVP確実のレアンドロ・ダミアン、ブレイクした旗手が移籍すると噂される中、川崎の黄金時代は継続できるのか注目である。

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