ジェッダに6万人のサウジサポーターを集めたバリバリのアウェイ戦。日本のスタメンはGK権田、DF長友、吉田、冨安、酒井、ボランチ遠藤、柴崎、2列目南野、鎌田、浅野、1トップが大迫の4-2-3-1。
序盤は予想通りサウジが頻繁にSBがオーバーラップしてボールを支配。しかし7分に柴崎が惜しい無回転ミドルを放つがサウジGKがかろうじて手に当てる。そこからは少し日本も敵陣でプレスをかける場面も増えるが、12分にFKからヘッドを打たれるがGK権田の正面で助かる。
20分を過ぎると、日本は大迫や鎌田にボールが入らず、サウジの両SBが上がって浅野と南野が下げられ、攻撃の形が作れない。23分に浅野へのロングパスからのクロスを南野がシュートもGKセーブ。29分に相手のミスから鎌田のスルーパスで大迫がGKと1対1もセーブされる。37分には酒井の高速クロスに大迫が合わせるもオフサイド。
後半5分、柴崎がボールを奪われセルフジャッジから決定的なピンチを迎えるが、権田が足で止めるスーパーセーブで日本を救う。そこからはサウジの出足が良くて日本が後手に回る。ここで日本は南野と浅野を下げて、古橋が左SH、原口が右に入る。
このあたりから、日本は徐々にサイドのスペースが使えるようになるが、26分に柴崎のバックパスがミスになり、そのまま抜け出されてGK権田も止められず失点。ここで今さら柴崎を代えて守田、鎌田を下げてオナイウ阿道を投入する。
しかし日本は中盤が薄くなって逆襲を受ける場面が増えて好転しない。後半43分に原口のグラウンダーに古橋が飛び込むも足に当たらず。オナイウ阿道もフィジカルで前線をかき回したが、日本は最後まで得点を奪えず試合終了。これで1勝2敗と、最終予選突破に完全な黄信号が灯った。
柴崎はずっとロストマシーンだったし、大迫はオフサイドしかやっておらず、長友は攻撃で機能せず。古橋とオナイウ阿道を入れてからのほうがはるかにチャンスは多かったのに、相変わらずベテランを盲信して為す術もなく完敗。
カタールW杯の出場権とバーターで、森保監督と田嶋会長ともども、ジャパンズウェイを永久に封印出来るのなら、痛すぎる犠牲ではあるが納得してもいいんだけどね~。