「アジア最終予選の前に吉田のサンプドリアは3失点」イタリア・セリエA第7節 サンプドリア-ウディネーゼ

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第6節を終えて勝ち点5で16位のサンプドリアは、勝ち点7で13位のウディネーゼとホームで対戦。吉田は4-4-2のCBで先発。対するウディネーゼは3-4-1-2のフォーメーション。

試合はフォーメーションのミスマッチで互いにゴール前まで迫る場面が多い展開に。8分にはウディネーゼFWベトをマークしていたコリーがあっさり抜かれ、フリーでクロスも吉田が足を出して何とかカット。

しかし前半15分、ウディネーゼに左サイドを抜かれると、スルスルとニアに入って来たペレイラを誰もマークしておらず、フリーでクロスに合わされアウェイのウディネーゼが先制する。17分にも吉田のマークを強引に振り切ってデウロフェウがサイドを突破も、コリーが何とか止める。

その後はサンプドリアがペースを握ると、クアリアレッラのドリブルからカプートにパス、折返しに合わせたカンドレーヴァのシュートはクロスバー、しかしこれがラーセンに当たってゴールに入るオウンゴールでサンプドリアが同点。

42分にウディネーゼはCKから吉田のクリアが後ろに飛んでしまい、決定機を作られるが何とか凌いだものの、43分にまたCKから吉田がウディネーゼDFサミルに競り負け、ベトに押し込まれてウディネーゼが追加点。

ところが後半開始2分、ウディネーゼのバックパスをゴール前で拾ったカプートがシュート、それをウディネーゼGKシルヴェストリが体を投げ出し、故意に倒したと判定されPK。これをクアリアレッラが冷静に決めてサンプドリアが同点。7分には吉田がFKからヘッドもバーの上。

そこからしばらくは膠着状態が続いたが、後半24分に右サイドでボールを受けたカンドレーヴァが、右足でゴール左隅に決める、GKがノーチャンスなスーペルゴラッソを決めてサンプドリアが勝ち越し。

ウディネーゼは後半34分に3人の選手を一気に交代。するとこの交代策が当たり、後半37分にCKからニアでナイティンクがフリック、ファーに飛び込んだフォレスティエリが押し込み、オフサイドに見えたがVARでゴールが認められ同点。ロスタイムにサンプドリアはセットプレイのチャンスが2度あったが決められず、そのままドローで試合終了。

吉田も含め、ウディネーゼのフィジカル、高さに終始苦しめられた試合だった。まあアジアレベルでここまでのフィジカル勝負を仕掛けてくる相手はいないと思うが、特にセットプレイでの守備には集中を切らさないようにして欲しいところである。

 

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