「3バックで跳ね返すだけなら冨安にとってイージーモード」イングランド・プレミアリーグ第5節 バーンリー-アーセナル

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前節はノリッジを相手にクリーンシートで初勝利、16位に浮上したアーセナルはアウェイで18位のバーンリーと対戦。

アーセナルは4-1-4-1でトーマスとスミス・ロウが先発復帰、冨安も右SBで2試合連続の先発起用。対するバーンリーは4-4-2のフォーメーション。

試合の序盤はアーセナルペース。マイボール時にはインサイドハーフのウーデゴールがアンカーのトーマスと並んだダブルボランチのようにビルドアップをフォロー、6分にはウーデゴールのパスからティアニーがPA内で折り返す決定機。

その後もアーセナルがボールを支配するも、決定機をなかなか作れなかったが、前半28分にサカのドリブルがPAのすぐ外で止められ、ゴール前20m地点からウーデゴールの直接FKが決まってアーセナルが先制。

ビハインドになったバーンリーは、徹底して前線へのロングボールで攻め立てるが、冨安がヘディングでことごとく競り勝つ。前半39分には、セカンドボールに飛び出したバーンズに対して冨安が鋭く反応してカバーする。

その後もアーセナルの攻撃はピリッとしない。オーバメヤンが前線で全く基点になれず、サカも疲れがあるのかプレイに安定性を欠き、ぺぺもどうにもパッとしない。

後半5分には混戦からファーへクロスを出され、ボレーを打たれるが冨安が詰めて体に当て、GKラムスデールがしっかりキャッチ。左のティアニーがほとんど上がった状態で、冨安は実質的に3バックの右で、CB中央のベン・ホワイトからもビルドアップのパスが回って来るようになる。

バーンリーは、後半12分に左SHの位置にリヨンから移籍したマクスウェル・コルネを投入して押しまくる。後半15分にはこぼれ球をフリーでシュートもラムスデールがセーブという決定機を作られるが、ここでアーセナルはサンビを入れて4-2-3-1にフォーメーションを変更する。

その後はアーセナルが盛り返すようになったが、後半24分にベン・ホワイトのバックパスが短く、アーセナルGKラムスデールがヴィドラにタックルしたところでPKの判定、しかしVARでラムスデールのほうがボールに先に触ったという判定でノーファール、アーセナルは命拾い。

後半35分からバーンリーはひたすら力技でアーセナルゴールを攻め立てるが、アーセナルもミスは多いながらも何とか最後まで守りきり0-1で試合終了。アーセナルがクリーンシートの連勝で13位まで浮上した。

冨安はデュエルの勝率が100%というのがニュースになったが、空中戦が4回、地上戦が1回でデュエルの回数自体は多くなかった。今節はほとんど3バック状態で攻撃をせずに守備に専念していただけに、次節のノースロンドンダービーでは真価を問われる事になりそうだ。

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