「サウジに先制したベトナム、粘りの守備も疑惑の退場で台無しに」カタールW杯アジア最終予選 グループB サウジアラビア-ベトナム

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昨日は、同じグループのもう1試合、サウジ対ベトナムの試合をDAZNで観戦。

サウジのフォーメーションは4-2-3-1で、ベトナムは5-4-1の形。試合はいきなり、ベトナムが前半3分にサウジのクリアミスを拾い、そのまま強烈なミドルを決めてアウェイのベトナムが先制する。

その後は当然ホームのサウジがボールを支配。サウジの攻撃はSBが高い位置を取ってサイドチェンジで基点を作り、パス交換からのクロスと、セカンドボールを拾っての二次攻撃というオーソドックスな形がメイン。しかし時々センターをワンツーでぶち抜くシーンもあって、コンビネーションは熟成されている。

ベトナムは、今までも日本が苦しめられて来た粘り強い5バックの守備でクロスや二次攻撃を跳ね返し、何度かカウンターの機会を作るのだが、惜しむらくは前線の選手がカウンターに慣れておらず、よっこいしょとボールをキープしている間に時間がかかってサウジの選手が戻ってしまうシーンが多かった。逆に人数をかけて攻め込み始めると細かいパス回しで守備を崩す能力がある。

前半はサウジに何度も決定機があったものの無得点で折り返すと、後半も立て続けにチャンスを作るが、ベトナムの体を張った守備にことごとく防がれる・・・と思いきや、後半5分にベトナムの選手がスライディングで足に当てたボールの跳ね返りが、横に上げた手に当たったという微妙な判定でPK。これは仕方ないにしても、故意でもないのに2枚目のイエローはさすがにホームタウンデシジョンでもやり過ぎ。

これで同点に追いついたサウジは、当然そこから圧倒的にボールを支配すると、後半22分に右からのクロスにヘッドをあわせて逆転。ベトナムも前に出て反撃するが、34分にサウジのカウンターから相手のドリブルを倒してしまいまたPK、これで勝負あり。

サウジはものすごい選手がいるわけじゃないけど、平均的にレベルが高くて素直に好チーム。ベトナムは負けたとは言え、10人になるまでは粘り強い守備でサウジを抑えていたし、どちらも今の森保ジャパンが簡単に勝てる相手ではない。

10月にはアウェイサウジ戦、ホームオーストラリアの連戦という一番の勝負どころがあるが、この辺までに次の監督を準備しておいたほうがいいんじゃないだろうか?

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