「久保が攻撃を牽引、モレノ監督への恩返しの勝利」スペイン・リーガエスパニョーラ第3節 マジョルカ-エスパニョール

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マジョルカのホーム開幕戦は同じ昇格組のエスパニョールと対戦。エスパニョールの監督は元マジョルカで久保の恩師だったモレノが率いている。

久保はこの試合も4-2-3-1の右SHに入り、ボランチはセビージャ、1トップにはニーニョが先発に入った形。対するエスパニョールは4-4-2のフォーメーション。

試合はエスパニョールがボールを保持する流れで始まるが、3分に中盤でパスを受けてマークを交わしてドリブル、左へ展開した後ラストパスをニーニョに通してファーストシュートを演出する。9分にも久保の展開からクロスを久保自身がヘッドも上手く当たらず。

エスパニョールはビルドアップ時にはボランチが1枚下がった3バックになって、SBを高い位置に上げるために、久保がかなり後ろまでマークに下がらされる事が多い。21分には久保が右でボールを受け、ノールックパスをニーニョに通すがGKロペスに惜しくも防がれる。

このあたりからエスパニョールが久保をかなり警戒するようになったが、前半26分にその裏をかいてマフェオから左への大きな展開からオーバーラップしたオリバーンがクロス、こぼれ球をフリーになっていたダニ・ロドリゲスが押し込みマジョルカが先制する。

37分、久保が相手左SBビラの足を引っ掛けてイエローカード。43分にはダニ・ロドリゲスからのパスを受けてカットインからシュートもGKに横っ飛びで防がれる。後半4分には右サイドの1対1でダブルタッチで抜こうとしてファールを受ける。8分には狭いところでのワンツーからニーニョにアウトサイドでスルーパスもわずかにずれる。

後半30分ぐらいから久保はあまり無理をせず、確実にボールを回してポゼッションを保つ選択が多くなる。後半32分、右サイドでボールを受けて中へ預けてインナーラップもダニ・ロドリゲスからボールは来ない。37分にはカウンターから久保がカットインシュートもわずかにバーの上。

久保は後半40分にも右サイドの裏を突かれた際に全速で戻ってカバー、ボールを奪い返すなど守備でもきっちり貢献、その後は腰に手を当てて疲れ切った様子ですぐ交代。ロスタイムは5分あったが、カウンターからアマトが抜け出した場面でセルジ・ゴメスが後ろから引っ掛けて一発レッド。これで勝負は決まり、1-0でマジョルカが今期初勝利を飾った。

前半途中から相手のマークが厳しくなってボールタッチの回数自体は多くなかった久保だが、ボールを持てばロストせずに確実にチャンスメイク、サポーターの反応も良好で確実にチームの中心として認識されているようだ。まだ前線でのコンビネーションが出来ていないので、これからの成熟に期待したい。

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