「最終戦は”強豪国”フランスに圧勝、日本は全勝の首位で決勝トーナメント進出を決める」東京五輪サッカー男子 グループA 日本-フランス

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ここまで2連勝ながら、フランスに2点差以上で負けてしまうとグループリーグ敗退の可能性がある日本の最終戦。

日本のスタメンはGK谷、DFが中山、吉田、冨安、酒井、ボランチが遠藤、田中碧、2列目が旗手、久保、堂安、1トップが上田と2戦目から3人を変えてきた。対するフランスは4-3-3で、OAのトヴァンとジニャク、ベルナルドーニも入っている。

試合は、勝つしか無いフランスが最初から積極的にボールを支配。遠藤に対してジニャクとベカ・ベカの2人で激しくマークをかけて来て、田中にもサヴァニエを付けて中盤を潰しに来た。日本はやや劣勢の中、FKのこぼれ球を旗手が枠内へミドルを放つ。

しかし10分ごろから日本がボールを保持してフランスはカウンターを狙う形に変化する。フランスはボールを奪ったらサイドチェンジで日本のプレスを交わし、スピードで勝負する狙いが見える。

日本はフランスの守備に攻めあぐね、ミスから何度か危ないシーンを作って流れが悪くなって来た時間帯、田中碧のパスに上田が抜け出し右からシュート、これはGKに弾かれたがこぼれ球を久保が冷静に押し込み3試合連続ゴールで先制。

更に日本は前半35分、旗手が絡んで久保がパス、相手に当たってそれたが上田が拾ってシュート、これもGKに防がれたが上に飛んだボールを走り込んだ酒井が押し込み追加点。

その後は、日本がやや苦手なデュエルを全面に押し出したフランスが攻め立て、終了間際にはゴール前でFKを与えてしまうがキックは壁に当たって前半を終了する。

後半から久保に代えて三好を投入、しかし早々にトヴァンのクロスをジニャクに合わされ決定的なシュートを打たれるが右に外してくれる。そして後半10分に酒井を下げて橋岡。その橋岡のクロスに旗手がフリーで飛び込んだが左へ外れる。

そこまでガンガン前から仕掛けていたフランスが、一瞬足を止めた後半25分、中山からのパスに抜け出した上田が落とし、旗手の横パスに三好が走り込んでファーに巻くゴールを決めて3点目。

後半27分、コロムアニが後ろから足裏を見せて三好にタックル、これがVARの判定で一発レッド。日本は相馬、板倉、前田を入れ、旗手をSBに下げて中山と板倉のダブルボランチに変更。

もうバラバラになってしまったフランス相手に日本は余裕でボールを支配、後半ロスタイムにはカウンターから相馬が抜け出し、折返しを前田が決めてダメ押しの4点目。そして試合終了、日本がフランスを4-0で圧勝して準々決勝へと進出した。

メキシコと対戦した試合を見て、今回のフランスは強くないなと思ったが、さすがにフィジカル能力は高くてデュエルの戦いでは苦戦したものの、GKが本当にOAかなというぐらい自動ドアだったし、守備がやっぱりザルで敗退も当然のチームだったかな。

日本は冨安と上田がまだ本調子でないものの使える目処が立った事が大きい。旗手と橋岡もフランス戦はしっかり試合に入れていたし、チームのムードは良さそうだ。あとは三苫が結果を出せばメダルの可能性も見えて来そうだ。

ベスト8の相手はB組を2位で通過したニュージーランド。ユーロでもそうだが、決勝トーナメント初戦で相手が弱いと得てして楽勝モードでゆるゆるに試合を始め、セットプレイなんかでポコっと失点して焦って自滅というパターンは珍しくないので、とにかく気を抜かないようにマネージメントしてもらいたい。

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