「岩渕のゴラッソで何とか勝ち点を拾うが、日本の攻め手は本当にそこだけ」東京五輪サッカー女子 グループE 日本-カナダ

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昨日から開幕した東京五輪サッカー女子のグループリーグ。開催国の日本は前回大会銅メダルのカナダと対戦。日本のフォーメーションは4-4-2で、カナダは4-2-3-1の形。

試合の序盤はカナダが優勢。素早いプレスで菅澤のポストプレイを許さず、個人のキープ力を活かしてピッチ内に基点を作り、日本のゾーンを押し下げて攻めて来る。日本はカナダの圧力に負けて無理に蹴ってしまい、あっさりボールを奪い返される展開が続く。

前半6分、右サイドへ展開され折返しを中へ飛び出したシンクレアがシュート、ポストに当たったが跳ね返りをシンクレア自身が押し込みカナダが先制。

日本は前半15分ごろからようやく落ち着いてパスを繋げるようになり、30分を過ぎると完全にボールを支配するが、菅澤のポストを相変わらず狙われているのでサイドに攻撃が偏り、中央を固めるカナダ相手にクロスだけでは高さが無い日本は厳しい。

後半立ち上がり、相手のミスを拾って左サイドで長谷川が抜け出し、クロスに田中美南とカナダGKラビが交錯、一度は日本のファールと判定されるがVARでPK、しかし田中のキックはGKにセーブされ得点ならず。

カナダは15分、クロスにGKがファンブル、こぼれ球を押し込まれ失点と思ったらオフサイドで命拾い、しかし日本はその後もバタバタして危ないシーンが続く。カナダは前半よりもしっかりラインを上げて日本を自由にプレイさせない。

ジリ貧の日本は全く点を取れそうな気配は無かったのだが、後半39分にカウンターから岩渕が一発のパスで抜け出し、ワンタッチで前に出たGKのニアを抜くゴラッソを決めて同点に追いついてしまう。

後半のロスタイムはカナダGKが倒れていた時間を含めて8分もあり、デュエルで上回るカナダが押し気味の展開になり、日本も岩渕のカウンターから遠藤というシーンはあったが、どちらも決めて無く1-1のドローで試合終了。日本は勝ち点1のスタートとなった。

うーん、正直言ってなでしこジャパンはかなり厳しい。前線に連動した動きが無くてビルドアップが全く機能せず、縦パスはことごとくミスになる。得点は岩渕の個人技しか可能性が無い。グループリーグ突破はかなり厳しいのではないだろうか。

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