「楽勝と思われた相手に大苦戦、久保のゴラッソで勝ち点3を搾り取る」東京五輪サッカー男子 グループA 日本-南アフリカ

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東京五輪サッカー男子の初戦は、南アフリカとの対戦。場所は東京スタジアムで無観客での試合となった。

日本のフォーメーションは4-2-3-1で、GK谷、DF中山、板倉、酒井、ボランチが遠藤、田中碧、2列目が三好、堂安、久保、1トップが林。対する南アフリカは5-4-1で守備を固めるフォーメーション。

15分、中山のクロスが流れたところで久保がシュートも右のサイドネット。

32分、相手のパスミスを拾って三好がシュートもGKの手に当たって外れる。その直後のCKから林が押し込むもオフサイド。

44分、田中碧がゴール正面でファールをもらってFK、久保のキックは狙いすぎて右に外れる。

後半に入っても日本の攻撃はスピードがアップせず、南アフリカが上手くファールをもらってグダグダに持ち込む流れが続く。

しかし後半26分、田中碧から大きなサイドチェンジが右サイドの久保に通り、久保がカットインから左足を振り抜くとボールはポストに当たってゴールイン、日本が待ち望んだ先制点をゲットする。

後半32分、右サイドを崩されて正面からシュートを打たれるが谷がキャッチ。その後も右サイドを突破される危ないシーンを作られる。

日本は交代で入った旗手のサイドを破られたので、右SBに町田を入れて旗手をトップ下に上げ、守備硬めを図る。

後半ロスタイム2分、日本のPAすぐ外で田中碧のファールを取られてFKのピンチも、相手のキックは大きく外れて命拾い。

そのまま何とか日本は1点を守りきって試合終了。ぶっちゃけ、審判が些細なファールを取り過ぎた面はあったけど、正直この試合で褒められる点は久保のゴールだけだよね。

試合前に南アフリカには新型コロナウイルスの感染者が出てしまい、試合が成立しないのではないかと思われたが、コンディション的には決して悪い状況では無かったし、得てして試合前にマイナスの要因が出たチームのほうが、色気を捨ててコンセプトが固まる場合が多く、今回も危うく日本がそのパターンに嵌まるところだった。

日本はチームとしてプレスをいつどう仕掛けるかの意思統一が無く、開催国の初戦で気持ち的に受けたままボール保持という中途半端な流れになってしまったのも苦戦の要因であり、もとから森保監督に期待する部分は少ないけど、ちょっとは仕事してもらわないといけないよね(苦笑)。

次の試合は、グループ最強と見られたフランスを4-1で大勝したメキシコが相手。ここで勝てばグループリーグ突破の可能性が高くなるのは間違いなく、南アフリカ戦の守備的なメンタルは忘れて、今度こそ思い切りの良い攻撃を見せてもらいたいところだ。

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