「金メダル最有力スペインとドロ-、しかし後半は池乃めだか状態」キリンチャレンジカップ2021 U-24日本-U-24スペイン

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東京五輪本番前最後のテストマッチは、ユーロに出場したA代表選手も名を連ねる金メダル最有力候補、スペインとの対戦。

日本のスタメンは、GK谷、DFが酒井、吉田、冨安、旗手、ボランチが遠藤と板倉、2列目が相馬、堂安、久保、1トップが林の4-2-3-1。スペインはGKウナイ・シモン、DFがミランダ、パウ・トーレス、ミンゲサ、オスカル・ヒル、MFはスビメンディ、メリーノ、セバージョス、FWがダニ・オルモ、ラファ・ミル、アセンシオの4-3-3。

試合は当然のようにスペインがボールを支配する。日本はDFラインが低くてスペインのMFに1対1でプレスをかけても簡単にいなされてしまうため、4-4-2のブロックを作ってスペインのミスを待つ作戦にシフトさせられる。

前半15分にはCKからの流れでラファ・ミルがシュートも谷がストップする。直後にはセバージョスに突破され酒井が粘って何とかミスを誘う。日本はボールを奪ってもパス回しがスペインに比べると遅く、相手の守備がしっかり間に合って余裕で対応されてしまう。

日本は久保が何とかシュートを打とうとするのだが、スペインのブロックが上手くてゴールまで飛んでいかない。33分にようやくCKからの板倉のヘッドがやっと日本の枠内シュートになる。40分にも久保のパスからターンして林がシュートもバーの上。

徐々にリズムを掴みだした日本は、後半41分に左サイドで久保がスビメンティのマークを振り切り、折返しのボールを走り込んだ堂安が左足ダイレクトで決めて、日本がワンチャンスをモノにして先制点を決める。

後半になると、日本は谷、酒井、吉田、冨安、遠藤、堂安、林が下がって大迫、橋岡、瀬古、町田、田中碧、三好、前田と7人を交代する。スペインはスビメンディ、ダニ・オルモ、ラファ・ミルに代わってモンカヨラ、ブライアン・ヒル、オヤルサバルの3人が入る。

日本は吉田、冨安の主力CBが居なくなった事で、DFからすぐに前田を走らせるアバウトなロングボールが多くなる。後半11分にはスペインがミンゲサ、メリノに代えてガルシア、ソレールを投入。

スペインは、日本の橋岡、三好の右サイドの弱さを突いて後半14分に左サイドを崩してシュートを打たれるが、何とか大迫が前に出てセーブする。日本も20分に久保の飛び出しからクロスに前田が飛び込むもGKに防がれる。

後半22分に、スペインはいよいよペドリを投入、日本は怪我から復帰した上田を久保に代え、三好がトップ下に移り、前田が右SHに下がる。スペインはペドリにボールを集め、27分にはブライアン・ヒルのパスにオヤルサバルが抜け出しシュートもサイドネットと押されまくり。

それでも何とか日本は耐えていたのだが、後半33分に左サイドを破られると、ミランダのクロスをソレールが合わせてファーに流し込み、スペインが同点に追いつく。やられっぱなしだった日本も、39分に三好のスルーパスに上田が抜け出すもシュートはGKフェルナンデスに阻まれる。

そこからは完全にハーフコートゲームのようになり、日本は何とか味方のアバウトなクリアを拾うべく上田が走るのだが、そういう形だとさすがに前田でないと難しく、攻撃の機会は全く消えてしまう。

ロスタイム3分に、日本は旗手がオスカル・ヒルにユニフォームを掴まれて左サイドでFKを得ると、田中碧がまさかのグラウンダーキック、これにスペインの選手が反応してあわやオウンゴールという形になったがフェルナンデスがキャッチ、ここで試合終了。日本はテストマッチ最終戦をドローで終了した。

日本はワンチャンスをモノにした決定力は良かったが、後半に守備陣がレギュラーから変わってしまうと完全に防戦一方、スペインとの戦力差をまざまざと見せつけられる事になってしまった。上田も復帰はしたが本調子にはほど遠く、「今日はこれぐらいにしといたるわ」と池乃めだかになるのが精一杯で、とてもドローを喜べる状況では無いのは確かだ。

まあぶっちゃけ今から何かが大きく変わる事は無いので、何とかレギュラー陣がコンディションを上手く保つ事が出来て、いろいろラッキーで勝ち点が取れて、なんか奇跡がたまたま複数回起これば金メダルのチャンスはあるんじゃないかな~(笑)。

ところで、試合が終わって吉田のインタビューで、本番が無観客になった事に対して意見を述べていたらいきなり放送がカット。何か主催者的にまずい事でもあったんですかね?

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