「オコーナーが初出場でステージ優勝の快挙、トホホなアシストに付き合って6分差ゴールのポガチャル」ツール・ド・フランス2021 第9ステージ

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アルプスに入っての2日目は、1級、超級、2級山岳をこなした後に、1級山岳ティーニュ峠を登りきってのゴールという、今大会初めての頂上ゴール山岳ステージ。昨日も大きく遅れたログリッチと、マイヨジョーヌを失ったファンデルプールがスタート前にリタイア、ともに東京五輪を目指しての準備に入るようだ。

レースはスタートから激しくアタックが展開されるもなかなか逃げが決まらず、ようやく最初の1級山岳セジー峠で43人の逃げ集団が形成。その中から山岳賞ジャージを着るワウト・プールスがポイント稼ぎのためにアタックするが、キンタナやイギータ、オコーナーら追走選手が頂上まで追いつく。

そして超級プレ峠でプールスが遅れ、キンタナがトップで通過して山岳賞争いでトップに立つ。キンタナは2級山岳ロズラン峠も制してポイント差を広げるが、下りでまたイギータとオコーナーが追いついて最後の登り、ティーニュ峠に差し掛かる。

メイン集団ではマイヨ・ジョーヌのポガチャルを擁するUAEチームエミレーツが集団を一応引っ張るも、ティーニュ峠の入り口で逃げ集団から9分以上の差を付けられる始末。しびれを切らせたチームイネオスがゲラント・トーマスにまで牽引させて集団を何とかペースアップ。そして先頭ではイギータとキンタナが脱落してオコーナーが単独走行で逃げる。

残り5kmの地点でイネオスのお膳立てでメイン集団からカラパスがアタックを仕掛けるも、ポガチャルがあっさり反応してカラパスを抜き去り、そのままペースアップすると誰も付いて行けずどんどん差が広がるばかり。

結局オコーナーはそのまま逃げ切りステージ優勝。ポガチャルは先行していたキンタナも抜き去りトップから6分差の6位でフィニッシュ。メイン集団も何とかペースを上げてぽガチャるから30秒差でゴールした。

優勝したオコーナーは、ツール・ド・フランス初出場でのステージ優勝という快挙。総合でも一気に2位までジャンプアップ、現状では誰もポガチャルに対抗できていない状態なので、残りのツールをかき回す存在になってくれる事を期待したい。

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