「やっぱりウェールズはウェールズだった、華々しく散って大会を去る」EURO2020 ベスト16 デンマーク-ウェールズ

スポンサーリンク

ツール・ド・フランスが始まったので、ユーロの決勝トーナメントは原則的に縮小営業の形で細々とレポートを続ける形でご容赦を。

ともにグループリーグを2位で通過したチームが対戦したデンマーク対ウェールズ。どちらもラインを高く上げて、ボールを奪ってから速攻というキャラクターを持ったチームだけに、序盤から激しい展開となった。

最初にペースを握ったのはウェールズのほうで、ダン・ジェームズとベイルというスピード自慢の両SHの飛び出しを中心にデンマークを攻め立て、ベイルがカットインから惜しいミドルを放つなど、いつ先制してもおかしくない勢いを見せていた。

が、デンマークがワンチャンスでドルベリが強烈なミドルを叩き込むと、後半早々にもウェールズのクリアミスを拾ったドルベリが上手いトラップからニアにシュートを突き刺し追加点。

そこからウェールズは完全に前がかりの状態になってしまい、ゴール前では攻め急いでデンマークの守備を崩す前にクロスやミドルを打って跳ね返される展開が続く。

そして後半43分にはボールサイドに全員が寄ってしまって左サイドががら空き、メーレがパスを受けてトラップから切り返し、そのアクション自体は大きかったのだがウェールズのカバーが余裕で間に合わず、左足でゴールに突き刺し3点目。

ウェールズは、後半45分に完全に後ろからのタックルでウィルソンが一発レッドで退場、ロスタイム4分にカウンターでブライスワイトがダメ押しの4点目を決めて試合終了。

攻撃の威力はあるけど良い流れの時に決めきれず、守備は人数が余っているのにあっさりゴールを許してしまう、いかにもウェールズらしい詰めの甘さが試合の決め手となってしまった感じ。まあ試合巧者だったらそれは最早ウェールズじゃないしね(笑)。

デンマークは23歳のドルベリがラッキーボーイとなった事でこのまま勢いに乗って行きそうな様子がある。次はオランダ対チェコの勝者が相手だが、どちらが来ても勝つチャンスは十分ありそうだ。

モバイルバージョンを終了
タイトルとURLをコピーしました