「もうすぐ2人目のパパ、ゴラッソと献身的な守備でチームを引っ張り快勝」アジア・チャンピオンズリーグ グループG 名古屋グランパス-浦項スティーラーズ

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初戦のジョホールバルとの試合を1-0で辛勝して迎えた第2戦、名古屋の相手は韓国の浦項スティーラーズ。名古屋のフォーメーションは4-3-3で、柿谷の1トップにウイングが齋藤学と前田という形。対する浦項は4-2-3-1で臨む。

試合は名古屋が序盤からボールを持つ展開。ウイングやインサイドハーフがバイタルで縦パスを受けて、サイドへ展開という攻撃の狙いは見えるのだが、ピッチが荒れているものあってかパスがもう一つ繋がらない。ならばと齋藤学が前半12分にドリブルでえぐってシュートもクロスバー。

押されていた浦項も徐々に名古屋の攻撃に慣れてきて、カウンターから何度か危ないシーンを作られるがランゲラクの好セーブもあってノーゴールのまま飲水タイム。すると34分に柿谷が齋藤からのパスを受けてターンをしながらミドル、これがゴール左隅に決まって名古屋が先制する。

その後は浦項が反撃に出て、ハイプレスでボールを奪ってから名古屋のDFライン裏を徹底的に狙うようになる。名古屋は自陣でのファールが増えてセットプレイからゴール前での競り合いが多くなるが、何とか前半を守り切る。

後半も名古屋が押される展開は変わらず、10分に名古屋は相馬、マテウス、山崎を投入。するとこの采配が当たる。後半17分にPA内で柿谷から山崎にパス、シュートをシン・カンフンが倒れながら手に当ててしまい2枚目のイエローで退場。PKはマテウスが決めて2点目。

これで楽になった名古屋はDFラインでしっかりボールを回しながら時間を使う。すると後半37分、マテウスがPAすぐ外から相手DFの足元を抜くシュート、これがゴール右隅に決まってダメ押しの3点目。

その後はフラストレーションが溜まった浦項がラフプレイを連発するが、名古屋の選手は冷静に対処、3分のロスタイムもしっかり時間を使って3-0のまま試合終了、これでグループ単独首位に浮上、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

試合のMVPは間違いなく柿谷。先制点のゴラッソはもちろん、最後までサボらずプレスバックに走って守備を助けるなど、好守に渡ってチームを牽引した。奥さんにもうすぐ子供が生まれるという事で気合が入っていたんだろう。

ここから名古屋は、タイのラーチャブリーとの2連戦。ここで一気に連勝して決勝トーナメント進出を決めてしまいたいところだね。

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