「割れ鍋に綴じ蓋のオランダ、ウクライナの必殺カウンターに冷や汗」EURO2020 グループC オランダ-ウクライナ

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昨日がイングランド対クロアチアの塩試合だったので、もうちょっとエンターテイメント性がある試合を見たいなと思い、3-2のスコアになったオランダ対ウクライナを録画観戦。

オランダのフォーメーションは、デパイとベグホルストの2トップに、トップ下がワイナルドゥムの3-4-1-2で、ウクライナはインサイドハーフにジンチェンコとマリノフスキーが入った4-1-4-1の形。

オランダのホーム、ヨハン・クライフ・アレナは25%の収容人数という事で13000人の観客に制限されているが、誰もマスクを付けてないオランダサポーターが大声を張り上げている(苦笑)。

試合は当然オランダがペースを握って始まる。両WBが高い位置を取ってウクライナのDFラインを押し下げ、デパイが幅広く動いて基点を作り、アンカー横のスペースを使って崩しにかかる。ウクライナはカウンター一辺倒だが、確実にシュートまで持って行く物凄い切れ味で、どちらに点が入ってもおかしくない流れ。

前半は無得点で折り返すも、8分にオランダが右サイドからのクロスに合わせたシュートはGKが防いだが、こぼれ球をワイナルドゥムが決めてオランダが先制。14分には右から崩してDFと交錯したところをベグホルストが押し込み2点目。

これでオランダは楽になったかと思いきや、後半30分にヤルモレンコが右サイドからカットイン、ファーに巻いて決めるゴラッソを決めてウクライナが1点差に迫ると、4分後にはFKからヤレムチェクが抜け出し頭で流し込みとうとう同点。

しかしオランダは後半40分に相手のクリアボールを拾うと、アケが左サイドからアーリークロス、これをジンチェンコに競り勝ったダンフリースがヘディングを決めてオランダが3点目、これが決勝点となった。

今回のオランダは、かなり攻撃にチーム力を振って来て面白いけど守備についてはぶっちゃけ不安。カウンターを食らった時に3バックの前、ボランチのポジションがポッカリ空く事が多かったので、そこを修正して行かないと決勝トーナメントでは厳しくなりそうだ。

ウクライナは良いチームだったけど、ちょっとDFラインが低すぎたね。あれだけゴールに近い場所でサイドを抑えられると失点を防ぐのは難しい。こちらも守備の修正が今後のポイントになりそうだ。

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