この試合が、五輪代表メンバー発表前最後のテストマッチとなるジャマイカ戦。
注目された日本のスタメンは、GK谷、DF旗手、町田、吉田、酒井、ボランチ田中碧、遠藤、2列目が三苫、堂安、久保、1トップが前田という4-2-3-1のフォーメーションで、ベスメン+最後のピース探しという狙いが見える。対するジャマイカは4-3-3のフォーメーション。
試合はさすがにU-24だったガーナとは違い、ジャマイカはA代表だけあって成熟した守備、しっかりしたデュエルを見せるも、日本は徐々にタッチ数の少ないパスワークでジャマイカのスペースを切り崩して何度か決定機を作る。
すると前半の飲水タイム明けすぐのスローインから、カットインから何と最後のGKを含む4人を股抜きするスーパーゴールを決めてしまう。
久保建英のトリプル股抜きゴール!!!!!!#U24日本代表 pic.twitter.com/XaAwrgAHrs
— De:L (@DeL_Firsts) June 12, 2021
これをたまたまという人がいるようだが、久保のリーグ戦を見ていると2試合に1回ぐらいは股抜きシュートを狙っているので、またかという感じ。でも今まであまり決まらなかったのに、突然4人抜きで決まってしまうのが面白いよね。
しかも、このプレイの前には酒井もマークに付いた相手を股抜きするパスを通していて、普段あまりそういうプレイをやらない選手なので、おそらく久保が練習で良くやっているから影響されているのではないかと思う。ある意味、五輪代表は「股抜きジャパン」と言えるのかもしれない(笑)。
さらに前半42分、日本はジャマイカゴール前でパスを回し、旗手がオーバーラップして相手の意識を惹きつけたところで、遠藤が右足インサイドでファーに狙いすましたコントロールショットを決めて2点目。
後半から、日本は町田と前田、谷に代えて瀬古、上田、鈴木彩艶を投入。上田は早速、サイドから遠藤のパスに抜け出しゴールポストに当たるシュートを放つと、12分に三苫が自陣からドリブルで持ち上がり、スルーパスに抜け出してGKの上を通すループシュートを決めてしまう。
ここで三苫、旗手が下がって相馬と橋岡が投入、日本は酒井が下がって3バックになり、相馬と橋岡がWBになった3-4-2-1へと変わる。そして後半20分、久保のパスに相馬が抜け出し、GKを交わしたがスペースが無く折返しを堂安がトラップからきっちり4点目。ここで久保がお役御免で食野が入り、最後は堂安に代えて三好が投入される。
後半31分にGKのキックへ三好が詰めてあわやゴールという場面や、食野のクロスに三好、三好のクロスから上田というチャンスは作ったが、結局そのまま4-0で試合終了。日本が
おそらく、五輪代表メンバーに当確と言えるのは酒井、吉田、冨安、遠藤、田中碧、久保、堂安、上田ぐらいで、それ以外のメンバーは誰も決め手に欠ける印象。さて森保監督のチョイスはいったいどうなるだろうか?