蹴閑ガゼッタが選ぶ、今期の欧州日本人選手のMVP

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今週の「内田篤人のFootball Time」@DAZNで、参加者がそれぞれ日本人選手MVPを選ぶコーナーがあり、佐藤寿人が鈴木優磨、影山優佳が冨安、内田篤人が伊東純也を選んでいました。

それに便乗して、Football Timeの中で選ばれていないものの、実際には彼ら以上に活躍したと思っているフランクフルトの鎌田選手を、蹴閑ガゼッタとしてのMVPに選びたいと思います。

鎌田選手の今期のスコアポイントは、5得点12アシスト。得点はやや物足りない結果ではありますが、アシストはミュラー、コスティッチに続きブンデスリーガ3位という立派な成績。日本人選手としては、香川や清武を抜いて歴代トップのアシストを記録しました。

彼の特徴としては、やはり狭いスペースでもきっちり足元に収め、繊細なタッチで前を向けるテクニックと、周りをしっかり見れてミス無くパスを出せる判断力が際立っているところですね。課題だった守備力も今期は飛躍的に成長、デュエルでも結果を出せる選手になりました。

逆に欠点としては、足が遅いのと見切りが早い点、イージーなシュートを外してしまいがちなところでしょうか。足が遅いのはいまさら直しようが無いですが、見切りが早いのは頭が良いからなんでしょうが、しばしばやる気が無いと見られてドイツのサポーターから批判を浴びがちな点ですね。

来期の移籍先として、プレミアのスパーズなどの噂が立っていますが、ケインが抜けた穴埋めとして期待されたら厳しいと思います。1トップやウイングでは使えず、インサイドハーフとしてはまだ守備が微妙という、ある意味トップ下専門の選手なので、そこを理解したチームに行くべきだと思います。

そしてMVPの時点としては、シュツットガルトの遠藤航選手。やはりデュエル数でブンデス1位はお見事と言うしかありません。守備だけでなく、ボールを奪ってから素早く縦にパスを付けられる能力も高く、日本代表でもその力を遺憾なく発揮しています。

理想を言えば、もうちょっとボックストゥボックスの動きを意識してゴールやアシストを増やして欲しいのと、自陣でボールを奪われるような不用意なミスがちょいちょいあるので、そこが改善できればワールドクラスだと思いますね。

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