「大した事をしなくても存在だけで評価されちゃう冨安」イタリア・セリエA第35節 ウディネーゼ-ボローニャ

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前節でインテルの優勝が決まったセリエAも残り4試合。現在12位のボローニャは同勝ち点で並んでいるウディネーゼとアウェイで対戦。前節は3-4-2-1の右CBだった冨安は、この試合も同じポジションで先発。対するウディネーゼは3-1-4-2のフォーメーション。

試合は、互いに守備時は5バックを敷くチーム同士とあって、ミドルやアーリー気味のクロスはあっても、相手を崩し切る場面はなかなか作れない。13分にようやくボローニャが右からの折返しにバロウがシュートもDFに当たり、跳ね返りをビニャートがシュートも空振り。

しかし前半23分、セカンドボールをデ・パウルに拾われ、スハウテンがタックルに行くも空振り、冨安が慌てて寄せるが間に合わず上手くアウトで流し込まれてウディネーゼが先制する。

その後はウディネーゼのペースが続き、冨安はカウンターから何度かオーバーラップ、インナーラップを仕掛けるが、ウディネーゼの戻りも早くなかなかフリーにさせてはもらえない。前節は大活躍したビニャート、オルセンの右サイドがあまり機能していない。

ようやくボローニャは、前半ロスタイムにソリアーノのドリブルシュートからこぼれ球をパラシオがシュートの決定機もウディネーゼGKムッソが素早く起き上がって体でセーブする。

後半早々、中での折返しを冨安が走り込んでミドルシュートもわずかに右へ外れる。7分にもFKからパラシオがフリック、スマオロがヘッドで叩きつけるも枠を外してしまい、これも決定機をモノに出来ない。

後半20分を過ぎると中盤にスペースが空いてゴール前でのシーンが増えるようになる。後半28分にウディネーゼがバイタルで基点を作って右サイドへ展開、角度の無いところから放ったシュートはボローニャGKスコルプスキが弾き、こぼれ球を冨安が間一髪でクリアする。

そこまで劣勢だったボローニャは、後半35分にGKのフィードからカウンター、相手のバックパスにパラシオが追いつき、GKムッソが飛び出して足を引っ掛けてしまいPK、これをオルソリーニがきっちり決めてボローニャが同点。

後半ロスタイムにもボローニャはカウンターから3対3の場面を作って、サンソーネが右からラインを突破もウディネーゼは何とかCKに逃れ、そしてそのまま1-1で試合終了。まさに痛み分けのドローとなった。

冨安はミドルを1本打ったぐらいで、高い位置は取っていたがあまり攻撃には絡めず。ただし守備については、序盤にクリアミスから抜かれたシーンはあったが、対面のラーセンやアルスランにほぼ仕事はさせなかった。まあ採点としては6ぐらいかなと思いきや、6.5を付けるメディアが多くてビックリ。大した事をしなくても存在だけで評価される選手になって来たのだろうか(笑)。

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