「吉田が先発のサンプドリアが、ライバルに鮮やかな逆転勝利」イタリア・セリエA第31節 サンプドリア-ヴェローナ

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順位こそ9位と10位というライバル同士の対戦だが、サンプドリアが勝ち点5のビハインドで迎えたこの試合。

吉田は代表戦後はベンチスタートが続いたが、前節のナポリ戦からスタメンに復帰、この試合も4-2-3-1の右CBとして先発。対するヴェローナは3-4-2-1のフォーメーション。

試合は前半13分、相手のカウンターでヴェッレが腕を使って引き倒しイエローカード、ゴールやや左20mからの地点でラゾヴィッチが直接FKを叩き込んでヴェローナが先制する。

前半27分にも吉田のチェックが甘くてワンツーから裏を取られるが、何とか吉田がカバーに間に合ってシュートをブロック。

その後も3バックのヴェローナに対して、サンプドリアは誰が誰をマークするかの統率が取れておらず、ポジショニングで後手を踏む事が多くてあっさりゴール前までボールを運ばれてしまうシーンが多い。

逆にヴェローナの寄せが速くて、サンプドリアは攻撃陣がなかなかフリーにさせてもらえず、37分にカウンターからのスルーパスでヤンクトが抜け出すが、DFのショルダーチャージで吹っ飛ばされてシュートまで行けず。

後半からサンプドリアカンドレーヴァ、バルデ、ガッビアディーニの3人を一気に投入、すると後半1分に右からのクロスにバルデがボレー、これは相手DFに阻まれたがこぼれ球をヤンクトがニアを撃ち抜くゴールを決めて同点。

さらにサンプドリアは後半5分にバルデのドリブルからラストパス、しかしフリーになっていたガッビアディーニがGKに当てて決められない。

そこからしばらくは膠着状態が続いたが、後半に右サイドから浮き球パスにバルデがスピードで上回ってPA内で抜け出し、後ろからタメゼに倒されPK、これをガッビアディーニが冷静に決めてサンプドリアが勝ち越し。

後半32分、吉田は自陣で安易にボールをキープしようとして奪われるが、相手のパスが繋がらず命拾い。すると後半37分、左からのFKにトルスビーが飛び込み、ヴェローナGKシルヴェストリがキャッチで飛び出すも競り勝ち、ラッキーな3点目をゲットする。

後半40分、競り合いでファールを取られ吉田がイエローカード。ロスタイムにはクロスに対して吉田が体を投げ出し足でクリア、相手がヘッドもGKがキャッチ。さらにCKからのヘッドがポスト、跳ね返りのヘッドはGKがセーブ、そしてそのまま3-1で試合終了。

吉田については、二度ほど危ないシーンはあったが、ビルドアップの縦パスもミスは少なく、リードしてからはきっちりラインを統率、危なげなく最後まで守りきった。残念ながら次節は累積警告で欠場だが、今後もチャンスはもらえそうだ。

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