「遠藤は、”新たな伊東純也”として生き残って行けるのかもしれない」ドイツ・ブンデスリーガ第28節 バイエルン-ウニオン・ベルリン

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レヴァンドフスキが怪我で欠場したとたん、チームが上手く行かなくなってフリック監督とクラブとの確執が伝えられるようになったバイエルン。今節は7位のウニオン・ベルリンとホームで対戦。

バイエルンはシュポモティングが1トップに入り、コマン、ミュラー、チアゴ・ダンタス、ムシアラが2列目に並ぶ4-1-4-1、ウニオン・ベルリンの遠藤は3試合ぶりに4-2-3-1の右SHで先発。

まあ、試合展開的にはひたすらバイエルンがポゼッション、ウニオン・ベルリンが守ってカウンターなので、以降は遠藤のプレイを中心にピックアップ。

  • 5分、左サイドのパスに抜け出しワンタッチでグラウンダーのクロスも中に誰もいない。
  • 9分、自陣から左でパスを受けてカットインでマークを外してファールを受ける。
  • 14分、遠藤のパスが相手に当たったボールを自身で拾い、逆サイドへ展開パスからクロスも味方に合わず。
  • 23分、カウンターから遠藤が長いドリブル、縦に仕掛けてのクロスにビュルターがフリーでヘッドもGKノイアーの正面。
  • 後半6分、遠藤が長い距離をプレスバック、ミュラーへのボールを上手く奪い返す。
  • 後半17分、ブナ・サールのオーバーラップに遠藤がスライディングでタックルするが、ボールに届かず交わされる。
  • 後半24分、バイエルンのFKからPA内で混戦となり、ムシアラが強引なドリブルから押し込み先制点。
  • 後半33分、カウンターから遠藤が前を向いてドリブル、スルーパスはわずかに味方へ届かず。
  • 後半35分、かなり足に来ていた遠藤はここでゲントナーと交代。
  • 後半40分、ウニオン・ベルリンは素早いスローインからアンドリッヒが抜け出し、折返しをイングヴァルツェンが押し込み同点。
  • 後半ロスタイムにアラバが強烈なミドルもわずかにバーの上、そして同点のまま試合終了。

遠藤については、ボールタッチは極めて少なかったが、ひたすら上下動を厭わず労働者に徹していて、これだけ走れるなら今後も継続的に使ってもらえるのではないかと思った。伊東もそうだが、スピードとスタミナを両立出来る選手は欧州でも貴重だからね。

ただ、相手と1対1になった時にJリーグ風に間合いを開けがちで、実質的にマークとして機能していない場面が見られたのは気になった。対人スキルについては、まだまだ研鑽が必要だろう。

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