「遠藤は攻守に走り回るも、クナウフの決勝点で止めきれず悔しい敗戦」ドイツ・ブンデスリーガ第28節 シュツットガルト-ドルトムント

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前節はフランクフルトに敗れ、チャンピオンズリーグでもマンチェスター・シティに1-2で負けて連敗中のドルトムントは、アウェイでシュツットガルトと対戦。シュツットガルトはいつものように遠藤が3-4-2-1のボランチで先発。ドルトムントはハーランが1トップに入った4-3-3のフォーメーション。

試合はアウェイのドルトムントが序盤から積極的にハイプレスを仕掛け、シュツットガルトが5バックで守ってカウンター狙いという流れで始まる。前半15分ごろにドルトムントが何度かチャンスを作ったが、先制したのはシュツットガルト。

前半17分に遠藤が相手に囲まれながらもターンからパス、右サイドでソサがふんわりとしたクロスを上げると、カライジッチがファーに下がりながら山なりのヘディングをゴール隅に決めてしまう。

その後はもちろんドルトムントが圧倒的にボールを支配、遠藤もバイタルエリアで張り付きになってゴール前でのカバーリングに奔走する。32分にはハーランのドリブルに遠藤が体を当ててプロフェッショナルファール。

前半は何とか耐えていたシュツットガルトだったが、後半開始早々に遠藤が放ったシュートがブロックされた直後に、ダフードからの縦パスをレイナが落としたボールをベリンガムが蹴り込みドルトムントが同点。

さらに後半7分、右サイドを突破したレイナに遠藤がカバーに行くが、あっさり中へ戻されインナーラップした右SBのモレイが繋ぎ、最後はロイスに流し込まれドルトムントがあっという間に逆転する。

そこからは遠藤が明らかに攻撃参加する場面が増え、19分にはわずかに合わなかったがゴール前で絶妙なラストパスを見せる。25分にはディダビのクロスにクリバリがフリーになったが合わせられず、シュツットガルトは決定機をものに出来ない。

しかし後半33分、シュツットガルトはモレイのバックパスを拾うと、遠藤も参加したカウンターから最後はディダビが流し込み同点に追いつく。が、直後にクナウフがPAすぐ右でボールを持つと、遠藤がカバーに入ったがカットインからのシュートを止められず、再びドルトムントが勝ち越し。

シュツットガルトは後半ロスタイムに、CKからわずかに右へ外れるドンピシャヘッドの惜しい場面を作るが、結局そのまま得点を奪えず2-3で試合終了。ドルトムントが個人の能力で押し切った勝利となった。

遠藤はいつものように攻守であらゆる場面に顔を出したが、ラストパスにせよ決勝点でカバーに入った場面にせよ、あと一歩が決まらない悔しい試合になってしまった。次節は順位が2つ上のウニオン・ベルリン、何とか上位でシーズンを終えたいところだ。

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