「堂安と奥川のアベックゴールで、フランクフルトにもアシストとなる大きな勝利」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 バイヤー・レヴァークーゼン-アルミニア・ビーレフェルト

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現在7試合未勝利で17位の降格圏に沈んでいるビーレフェルトは、今節のレヴァークーゼン戦で堂安がセカンドトップ、奥川が左SHにに入った4-4-1-1という初めての起用に踏み切った。対するレバークーゼンは4-3-3のフォーメーションでスタート。

試合は序盤からレバークーゼンが再三良い形を作り、7分には右からのクロスにアミリがフリーでシュートも枠を捉えられない。その後もレバークーゼンがボールを支配する流れになるが、先制したのはビーレフェルト。

前半17分にビーレフェルトは自陣から奥川が絡んでボールを繋ぐと、右サイドへ展開してゲバウアーからのクロスに、堂安がファーからニアへ飛び込みスライディングしながら合わせ、ボールはマークに付いていたタプソバの足に当たってゴールイン。

その後は圧倒的にレバークーゼンがボールを支配するが、23分に味方のバックパスをGKが触った判定でPA内でFKを得ると、堂安が直接狙ったが相手の壁に当たってCKとなり結局追加点は奪えず。37分にはブルンナーからのクロスに奥川が合わせるもうまくヒットせず。

逆にレバークーゼンは、後半38分にグレイがヘディングに反応してゴール前で抜け出すが、シュートはビーレフェルトGKオルテガがファインセーブ、前半はレバークーゼンがボール支配率72%と圧倒的な差を付けながらも得点を奪えず折り返す。

レバークーゼンは後半から選手を交代して4-4-2のマッチアップに変更する。が、後半3分に奥川が首を掴まれてイエローカードを与え、FKはマイヤーが蹴って壁に当たったが、こぼれ球を堂安がダイレクトで蹴ったボールが枠に飛んでGKにセーブされる惜しいチャンス。

すると後半11分、自陣でボールを奪ったマイヤーからのカウンターでルコキが単独で左サイドを突破、相手が何とか止めたものの。こぼれ球を奥川がフリーで拾い、得意のドリブルからゴールを決めてビーレフェルトが貴重な追加点をゲットする。

後半19分、堂安がカウンターの基点になってクロスを奥川が中へ飛び込みヒールで合わせようとするも上手くヒットせず。後半25分にも堂安が右サイドに流れて切れ込み、そこからシュートもGKにセーブされる。

レバークーゼンはその後圧倒的にボールを支配、ビーレフェルト陣内で攻め立てるが堂安も守備に戻って1トップ状態で耐える。後半35分にはほとんどSBの位置に下がって守備専門状態だった奥川がお役御免。

後半37分に左からの折返しをシックがフリーでシュートもGK正面。しかし後半40分にクロスからのヘッドが流れたところでGKオルテガが飛び出し、折り返されたボールを今度はシックが蹴り込み、オフサイドに見えたがVARでゴールが認められ1点差。

ビーレフェルトは最後に堂安を下げ、ロスタイムにアラリオ、フリンポンとゴール前でフリーにさせたがいずれもシュートは枠を外れ命拾い、残り時間をコーナーで潰しながら逃げ切って試合終了。ビーレフェルトは8試合ぶりの勝ち点3、降格圏を脱出する大きな勝利を手に入れた。さらにフランクフルトがライプツィヒと引き分けたためにレバークーゼンとの勝ち点差は4に広がり、チャンピオンズリーグを目指すフランクフルトにとってもアシストになった。

奥川はゴール以外はほとんどボールに触れなかったが、終始上下動を厭わずチームへの貢献度は高かった。堂安もサイドで守るよりもセンターで前線からプレスをかける方が効果的で、この布陣が今後のビーレフェルトで標準になりそうだ。

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