「バイエルンに勝てると公言した長谷部、鎌田の活躍で有言実行を整える」ドイツ・ブンデスリーガ第23節 フランクフルト-バイエルン・ミュンヘン

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長谷部が先発に復帰してから8勝2分、現在4連勝中と絶好調のフランクフルトは、ホームで前節はビーレフェルトと引き分けたバイエルンとの対戦。

フランクフルトはアンドレ・シウバが怪我で1トップがヨビッチ、シャドーが鎌田とユネス、ボランチもソウが出場停止でローデが長谷部とコンビを組む3-4-2-1。バイエルンは4-2-3-1で何人かの選手を入れ替えてローテーションで臨んだ形。

試合はバイエルンが圧倒するかと思いきや、前半4分に相手のミスを拾った鎌田が深くえぐってクロス、ユネスが合わせるチャンスを作る。その後、副審の怪我による中断があった後、すぐにまたフランクフルトは左サイドを崩してコスティッチがクロス、これを鎌田がインサイドで上手く流し込んでフランクフルトが先制してしまう。

当然、反撃に出るバイエルンに対して立ちはだかったのは長谷部。バイタルエリアにどっしり陣取って、トップ下のチュポ・モティングを無効化しつつ、常に守備のバランスを意識したポジショニング。

前半15分には、ザネのドリブル突破に追いついてボールを奪取すると、バイエルンの中盤が前線に飛び出すと、決して見逃さずマークしてスキを作らない。攻撃でも、バイエルンが相手でもいつものように少ないタッチで正確にボールを繋ぎ、時折鋭い縦パスを入れてフランクフルトのリズムを作り出す。

すると前半31分、左サイドへのサイドチェンジを鎌田が追いついてユネスにパス、これをユネスが短いカットインからファーサイドに突き刺すミドルシュートを決めて、まさかのフランクフルトが2点目。公式記録で鎌田にもアシストが付いた。

そこからはフランクフルトGKトラップの独演会。得点のすぐ後にバイエルンのセットプレイから決定機を2度防ぐと、前半40分にはキミッヒの強烈なミドルを防いだボールに詰めたコマンのシュートも体で防ぐ大活躍。

後半からバイエルンはゴレツカを投入、後半8分には右サイドで鎌田がボールロストした後、デイビスがザネへサイドチェンジ、ザネが切り返しでフランクフルトの守備を翻弄、最後はレヴァンドフスキが決めて1点差。

さらにバイエルンが圧倒的にボールを支配、フランクフルトは全く前で基点が作れず、追いつかれるのは時間の問題のように思えたが、自陣PA付近でいいようにボールを回されても得点だけが決まらない。

フランクフルトはここで全く役に立っていなかったヨビッチに代えてアッヘ、イエローをもらったローデに代えてイルザンカーを投入。これで攻め疲れたバイエルンに対し、フランクフルトも少しは相手陣内に入る場面を作れるようになると、後半35分にはコスティッチが左サイドを抜け出しフリーでクロスも中でアッヘが倒れてシュートまで行けず。

その後もバイエルンが山のようにチャンスを作って、フランクフルトがまれにカウンターという流れは変わらず、結局4分間のロスタイムもスコアは動かず2-1で試合終了。これでフランクフルトは5連勝、無敗記録を11試合に伸ばしてチャンピオンズリーグ圏内の4位をガッチリキープした。

鎌田はロスタイム3分で交代。1得点1アシストと結果は出したが、彼のロストから失点で少しケチがついた格好。その失点シーンで守備に戻らなかった事で批判を受けているようだが、その場面はある程度後ろにカバーが揃っていたし、その後も後半ロスタイムまで良くチェイシングをしていた。ポジションバランスも考慮すべきだし、何が何でも取られたら追っかければ良いというものではない。

長谷部については、「バイエルン相手でも勝てる」と公言した通りの有言実行。チュポ・モティングをマークしてピッチから消し去り、ありとあらゆる危ない場面に顔を出してチームを助けた。攻撃では無理をせず、早いタッチで確実にボールを動かし、チームを落ち着かせる事に専念。まさにキャプテンらしい大黒柱として勝利に貢献、来期はぜひチャンピオンズリーグに出場して有終の美を飾っていただきたい。

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