「最後の壁としてカバーリングに奮闘した吉田、難敵相手に勝ち点3を獲得」イタリア・セリエA第22節 サンプドリア-フィオレンティーナ

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現在10位と中位をしっかりキープしているサンプドリアは、15位と不調のフィオレンティーナとホームで対戦。フィオレンティーナの監督は、かつて中田がパルマにいた時に率いていたプランデッリ。

サンプドリアは吉田が先発復帰、右CBに入った4-4-2のフォーメーションで、フィオレンティーナは3-1-4-2の形でスタート。

試合はどちらもコンパクトな布陣をキープ、中盤でボールを奪い合う落ち着かない展開。ホームのサンプドリアのほうが前掛かりな分、何度かカウンターやロングボールで裏を取られたりしたが、吉田が最後はしっかりカバーしてシュートまで許さない。

先制はサンプドリア。前半31分にロングボールからCKを得ると、キックにフィオレンティーナGKドロンゴフスキが飛び出すも、ケイタがその前に飛び込んで頭で合わせるゴールを決める。

そこからはフィオレンティーナが反撃、35分にはフリーでのミドルシュートに吉田が頭でブロックするが、その流れからFKを与えると、直接のFKはサンプドリアGKアウデーロがセーブしたものの跳ね返りを押し込まれ、これもアウデーロが掻き出したがゴールラインテクノロジーでラインを割ったとの判定で同点に。

後半も8分にフィオレンティーナがFKからヘッドがゴールポスト、跳ね返りは枠外の決定機。その直後にもクロスをボナヴェントゥーラがボレーもわずかに外と、サンプドリアにピンチが連発。後半25分にも右からのクロスに吉田がジャンプするも届かず、GKアウデーロと相手FWが競ったボールがわずかにバーの上。

しかしサンプドリアがまた劣勢の中からゴールを決める。後半27分に右サイドを駆け上がったカンドレーヴァのマイナスの折返しをクアリアレッラがシュート、コースはやや甘かったがドロンゴフスキの反応が遅れてゴールイン。

そこからしばらくはサンプドリアのペースになったが長続きせず、最後の10分はサンプドリアがPA内に人を固め、フィオレンティーナがゴリ押しのパワープレイ。一度、ビラーギが完全なフリーでPA内からシュートを放つ場面があったが、サンプドリアはライン上でクリアして防ぐ。

後半のロスタイムも5分あったが、最後はフィオレンティーナが力尽きる形でサンプドリアが何とか守りきり、内容的には苦しい試合だったが何とか勝ち点3をゲットした。

吉田については、少々危ない場面はあったが、文字通りチームの最後の壁としてカバーリングに奮闘。攻撃では、おそらく監督の指示だろうがサイドへのビルドアップのみで堅実なプレイに終始。これでも完全レギュラーじゃないのが不思議なんだけど、監督の方針なんだろうか?

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