ここ4試合で3勝1分と絶好調のフランクフルトは、アウェイで12位のホッフェンハイムと対戦。フランクフルトはいつものようにダブルボランチに長谷部、2シャドーに鎌田が入った3-4-2-1、ホッフェンハイムは3-1-4-2のフォーメーション。
試合はホームのホッフェンハイムが押し気味な展開で試合が始まるが、前半15分に鎌田のワンタッチパスを起点にユネスが左サイドへ素早く展開、コスティッチがそのまま左足でファーサイドに決める電光石火の攻撃でフランクフルトが先制。
その後はホッフェンハイムが反撃、徹底してサイド攻撃を仕掛けて来るが、鎌田もボランチの位置まで下がって守備に奔走、確実な繋ぎでフランクフルトのリズムを支える活躍。33分にはゴール前のパスに合わせて鎌田がゴールを決めるも思いっきりオフサイド。
後半、2人を変えたホッフェンハイムが同点に追いつく。鎌田のワンタッチパスがずれて相手にカットされ、ベブーのドリブルに寄せた長谷部が交わされ、日本人2人のミスが絡んでそのままゴールを決められてしまう。さらに7分にもベルフォディルのシュートがゴールをかすめる決定機。
しかし追加点はフランクフルト。後半17分に左からコスティッチが蹴ったクロスにエンディッカが頭で合わせてゴールを決めると、その直後にも鎌田の振り向きざまのロングパスにコスティッチが抜け出し、クロスにアンドレ・シウバがファーでヘッドを押し込み3点目。
後半27分には長谷部がお役御免で交代、当然ホッフェンハイムは前掛かりで攻めに出るが、フランクフルトはワンタッチパスのビルドアップで相手の勢いを落とし、徐々にまた自分のペースに持ち込んでいく。その中で鎌田は後半37分に交代する。
その後はホッフェンハイムがまたフランクフルトに対して攻め込む流れになるが、フランクフルトは最後まで落ち着いた守備で相手に決定機を与えず、3分のロスタイムもスコアは動かす1-3で試合終了。決定機としては同じくらいの内容だったが、フランクフルトの得点力が際立った試合だった。
長谷部はさすがに疲れがあるのか、失点にも絡むなど好調時のダイナミズムが見られずあまり目立たない出来。鎌田はいつもよりも消えている時間が少なく、得点に絡んだシーン以外でも狭いスペースで確実にボールを受けてさばくリンクマンとしてフランクフルトの攻撃を支えていた。でもやっぱり得点が欲しいね。