「ようやく活躍し始めたと思ったら交代してしまった久保、監督の意図はどこにあった?」スペイン・リーガエスパニョーラ第20節 アスレチック・ビルバオ-ヘタフェ

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これは月曜の早朝に行われた試合で、朝起きてすぐにネットで結果を見たら1-5でボコボコにされていたので、よほどヘタフェはひどい試合をしたのかなと思ったのだが、実際にDAZNで見てみたら意外と悪くない内容だったかなと。

試合開始18秒で、久保のパスカットからアレニャのクロスをククレジャが決め、同点に追いつかれた後の27分にPKを獲得、しかしこれをマタが中途半端なキックでビルバオGKシモンにキャッチされてしまったが、これが決まっていれば試合はまだ分からなかった。

久保はいつものように4-4-1-1の右SHで先発したのだが、最初から相手の左SBバレンシアガの激しいマークを受け、それも単純なマークだと久保にいなされてしまうので、あえて久保を一瞬フリーにして油断をさせ、ボールを受けた次の瞬間に体を当ててコントロールを失わせる、実に巧妙な策で久保を封じていた。

そして後半の5分に左サイドでのFKからあっさりヘッドを決められ、16分にも左からのクロスをフリーのラウール・ガルシアにヘッドを決められるなど、あまりにクロスに対して無防備だった。

この3点目のシーンで、久保はクロスを出したバレンシアガの上がりを見ておらず、まあ確かに不注意ではあったのだが、形としてはSHがサボってもさほど問題ないパターンで、やはり中がもっとしっかりしないといけないシーンだった。

後半20分を過ぎると、ビルバオはマンマークからゾーン寄りに守備をシフトし、ようやくスペースを得た久保がボールに絡む場面が増えたと思ったところで交代。その後はヘタフェがボールを支配する流れになるが、アレニャのボールロストからビルバオがクロス、これもフリーにさせて4点目。37分にはカウンターからクロス、またどフリーで決められ5点目。そして試合終了。

久保がやっとまともにプレイし始めたと思ったら下げてしまったのは、ボルダラス監督としてはここからの逆転は困難だと試合をほぼ諦め、次の18位アラベス戦に備える狙いがあったのかもしれない。久保が活躍出来ないどうこうよりも、2失点に直接絡んだニョムを始めとして、あまりにもクロスに対してヘタフェの対応がおそまつ過ぎた試合だったね。

 

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