「CBに復帰してクリーンシート、エースのカリニッチを完璧に抑えた冨安」イタリア・セリエA第18節 ボローニャ-ヴェローナ

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極端な得点力不足で8試合未勝利、前節は残留争いのライバルであるジェノア相手に0-2で敗れ、いよいよミハイロビッチ監督の解任論も出始めたボローニャ。

今節は、4-2-3-1のフォーメーションはそのままだが、今まで不動だった1トップのパラシオを下げてバロウを1トップにし、冨安は久々にCBとして先発した。対するヴェローナは3-4-3の形。

試合はホームのボローニャが積極的に高い位置からプレスを仕掛けてボールを支配するが、良い形を作りながらもなかなかシュートまで持っていく事が出来ない。が、前半15分に冨安のパスカットからのクロスをオルソリーニのボレー、これは上手くヒットしなかったが、これで試合のリズムが急変する。

その直後にDFラインをスルッと抜け出してパスを受けたオルソリーニがシュート、これはヴェローナGKシルヴェストリに阻まれたが、そのこぼれ球を拾ったソリアーノが倒されPK、これをオルソリーニが決めてボローニャが先制する。

その後はボローニャが押せ押せになるも、チャンスを作りながらも決めきれないいつものボローニャ。しかしヴェローナも、エースのカリニッチが冨安に封じ込まれ、カリニッチはイライラして思わず冨安を突き飛ばす場面も。

ビハインドを負ったヴェローナだが、後半になってもあまりペースが上がらない。逆に、後半5分に高い位置でボールを奪ってバロウのシュート、11分にはドミンゲスがPA内からシュートと惜しいチャンスを作るボローニャ。

最大のピンチは後半17分、ボローニャ自陣でマイボールになったと判断した冨安がラインを上げたが、SBが付いて来て無くて冨安の裏へパスを出され、そのままカリニッチがシュートもボローニャGKスコルプスキがセーブして命拾い。

このあたりから、ボローニャの中盤が間延びしてラインが下がり気味になり、冨安も厳しい局面でのプレイを強いられる。それでもボローニャはカウンターからバロウ、オルソリーニとシュートを放つがシルヴェストリにことごとく防がれる。

終盤は互いにゴール前でのシーンが増えるものの、ヴェローナのほうは焦りがあるのか精度の低いミドルをぶっ放すだけで、冨安が慌てるような場面はほとんど無し。5分間のロスタイムもしっかりボローニャが守り切って試合終了、実に1ヶ月半ぶりとなる勝ち点3をゲットした。

冨安はヴェローナの攻撃陣を完封。ピンチはあったが冨安自身のミスによるものは無く、ほぼ完璧に近い出来。ヴェローナの守備がマンマークなので得意の縦パスはあまり出せなかったが、CBでクリーンシートを達成した事が何より。

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