「相手のマークに苦しんだ遠藤、チームはラッキーなロスタイムのPKで勝ち点1を拾う」ドイツ・ブンデスリーガ第16節 シュツットガルト-ボルシアMG

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前節はアウェイでアウクスブルクに1-4と快勝した10位のシュツットガルトは、バイエルン相手に2点のビハインドから逆転勝利を飾った、現在リーグ7位のボルシアMGとの上位対決。

シュツットガルトのフォーメーションは3-4-2-1で、アウクスブルク戦はワンボランチ気味だった遠藤は、はっきりとマンガラとのダブルボランチで先発。対するボルシアMGは4-4-2で迎え撃つ形。

試合は序盤から中盤の激しい攻防が続き、アウェイのボルシアMGがややペースを握る展開で始まる。もう完全にシュツットガルトのキーマンとして研究されている遠藤には、ボールを持つと激しくプレッシャーをかけられ、遠藤もドリブルで剥がしながらのプレイで対抗はしていたが、なかなか前線に良い形でボールが通らない。

ボルシアMGは前半20分ごろに連続攻撃を仕掛けるが、その後はむしろシュツットガルトが高い位置からプレスを仕掛け、30分には遠藤のミドルからの流れでニコラス・ゴンザレスがアーリークロスにフリーでヘッドもわずかにバーの上という決定機。

逆に前半34分、スルーパスに抜け出したライナーをソサが後ろからスライディングで倒してしまいPK、これをシュティンドルが決めてボルシアMGが先制する。その後はシュツットガルトが反撃するも、スコアは動かず前半を0-1で終了する。

後半は逆にシュツットガルトがアクセルを踏み込み、ボルシアMGが受けに回る展開でスタートする。すると後半13分、遠藤のパスカットから始まる攻撃で、ソサのアーリークロスにニコラス・ゴンザレスが頭で合わせて同点に追いつく。が、16分に遠藤が珍しく高さで負けて裏を取られ、そのままザカーリアにドリブルシュートを決められ再びリードを許す。

後半21分には遠藤が前に上がってヘッドも弱くてGKキャッチ。23分には遠藤の縦パスから最後はカストロがシュートもGK正面。そこからは焦りからかシュツットガルトの攻撃が雑になり、むしろボルシアMGのほうにチャンスが生まれる流れになる。

シュツットガルトは遠藤のドリブルからのスルーパスなど、強引な攻撃でボルシアMGを攻め立てるが、スコアは動かず後半ロスタイムも4分、大きなクロスに対してカライジッチがPA内でベンセバイニに抱え込まれて倒され、そのまま流されたが後でVARの判定によってPK、ワマンギトゥカがこれを決めて土壇場で同点、そして試合終了。

もはや遠藤は、相手チームにとってマンマークを付けられるのが当たり前の存在になってしまった。おかげでいつになくミスも多くて失点に絡む場面もあったが、このレベルの試合を続けていかないと次のステップは見えて来ない。終盤に見せたような攻撃参加がもっと増えても良いんじゃないかと思う。

 

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