「結局フローニンゲン・ロールに落ち着くも、右足に成長の跡」ドイツ・ブンデスリーガ第5節 ヴォルフスブルク-アルミニア・ビーレフェルト

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前節は堂安がゴールを決めるもバイエルンに当たり前の大敗を喫したビーレフェルト。今節は同じ勝ち点で並ぶヴォルフスブルクと対戦。堂安は4-2-3-1の右SHとして先発、対するヴォルフスブルクは4-1-4-1の形。

試合はアウェイのビーレフェルトが積極的に前へ出て来て、SHではあるがトップ下的にインサイドにポジションを取る堂安がボールを触る機会も多かったのだが、先制点はヴォルフスブルク。前半18分に右からのFKでサインプレー、壁を抑えてスペースを作り、フリーになったウェクホルストに決められる。

その直後にも、GKへのバックパスをダイレクトで縦に蹴ったが、ポストプレイを狙われて最後はアーノルドが押し込みあっという間に2-0。その後はビーレフェルトがボールを持つ時間が増えるが、堂安に対しては相手のSBルシヨンが常に警戒しているため、なかなか前を向いてプレイをさせてもらえない。

後半からはゾイフェルト、ベーレントが入り、ビーレフェルトはクロスとコルドバの2トップにした4-4-2にフォーメーションを変更する。が、むしろヴォルフスブルクが攻める展開になって、堂安も守備に回る時間帯が続く。

ようやく後半14分に、堂安がトラップから強引にターン、相手を引きずってのシュートも相手に当たってCKになり、その流れからボールを受けようとするもコースが合わずタッチラインを割ってしまう。

後半25分を過ぎるとヴォルフスブルクの攻撃が落ち着き、ビーレフェルトもサイドチェンジから攻撃を組み立てられるシーンが増え、堂安もサイドで何度か基点になるがシュートには至らない。と思ったら28分にクロスをビーレフェルトGKオルテガがファンブルもライン際でギリギリクリア。

しかし後半30分、ビーレフェルトは相手のパスミスを拾うと、右サイドの裏を取った堂安にパス、そこから右足で中へ折り返し、そのボールをシップロックがダイレクトで決め、堂安のアシストで1点差に追いつく。その後もクリアを拾ったプリートルがダイレクトボレーも、味方に当たってコースがそれてしまう。

ロスタイムにはビーレフェルトがパワープレイを仕掛けるが最後まで得点は奪えず、試合終了間際にはカウンターで至近距離からシュートを浴びるがバーの上、そして結局1-2で試合終了。これでビーレフェルトは14位に下がる事となった。

ビーレフェルトではインサイドハーフで起用されたと聞いて、堂安の適性にあったポジションで育ててくれるかと思ったが、攻撃陣の能力不足で結局右サイドでチャンスメイクという、フローニンゲン時代と同じような役目になってしまったのは残念だが、今回のアシストも前節のバイエルン戦でのゴールも右足で生んだもので、成長の跡は確実に見えている。

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