前節はヘルタに快勝したシュツットガルトは、フランクフルトに引き分けたケルン相手にホームで対戦。怪我で出場が危ぶまれた遠藤は3-4-2-1のボランチで先発、ケルンは4-1-4-1のフォーメーション。
試合はわずか開始30秒で、パスを繋いでボランチのマンガラがミドルシュートを決めてシュツットガルトが先制。その後も拮抗した流れが続いたものの、22分にスローインから抜け出されたところを手で倒してしまいケルンにPK、アンデションが冷静に決めて同点。
その後も、シュツットガルトの3バック横を執拗に攻めるケルンの攻撃に苦しむが、前半ロスタイムにクリバリのGKと1対1になった惜しいシュートを放つなど、前半終盤はシュツットガルトが盛り返す。
後半になると試合のペースはケルンに。遠藤にはデュダがマークに付き、ボールを奪うとクリバリの裏のスペースを狙ってサイドがオーバーラップ、何度か危ないシーンを作られる。遠藤も必死でカバーするが、相方のマンガラが上がり気味な上に3バックの位置が低くてスペースを抑えきれない。
ようやく後半30分ごろから、相手のマークが緩んで中盤にスペースが生まれ、遠藤の縦パスから攻撃を組み立てるようになるが、サイドをなかなかフリーにさせてもらえず決定機が作れない。後半の終盤はDFライン裏へのボール一辺倒になってしまう。
ロスタイムにはCKからフリーでヘディングをされるシーンもあったが、何とかそのまま1-1のドローで終了。シュツットガルトは内容からすると勝ち点1を拾った格好になったが、やはり1部で上位になるには攻撃陣の力不足は明白。3バックも押し上げが弱いし、遠藤がリベロになるのも手かもしれない。
遠藤自身は、中盤の広大なスペースを良くカバー、相手にマークされてもボールを失わずアンカーとして万全のプレイ。もうちょっとゴール前に絡みたかったが、チームが間延び状態だったので致し方なしというところか。