「伊東対森岡の日本人対決、互いにアシストを決めるも内容的には・・・」ベルギー・プロリーグ第9節 ゲンク-シャルルロワ

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スタートダッシュに失敗はしたものの、ここ3試合は負け無しと徐々に調子を上げているゲンクは、現在首位と絶好調のシャルルロワと対戦。ゲンクのフォーメーションは3-4-2-1で伊東は右ウイングでいつも通りのスタメン、森岡は4-2-3-1のダブルボランチで先発。

序盤はどちらもラインを高く保ってDFラインやサイドの裏を狙い合う展開で始まるが、徐々にゲンクがウイングとWBのコンビネーションを中心にサイドの攻防で優位に立ち、特に伊東がメーレとのコンビで何度も右サイドを切り崩すようになる。

シャルルロワはSHを下げ、森岡もサイドをケアするなど守備を厚くして対応するが、前半25分に流れの中でサイドの高い位置に張っていた伊東にサイドチェンジが通り、余裕を持ったクロスをファーに飛び込んだオヌアチュの頭に合わせて先制アシスト。

前半の終わり頃になると何故か伊東はインサイドでプレイするようになり、メーレがウイングのように高い位置取りをするが、あまり効果があるようには見えず、38分にはクロスに伊東が走り込むもハンドの判定、40分にはシュートがヒットせず、45分のシュートはGKに弾かれる。

後半立ち上がりはシャルルロワが猛攻、シュートの嵐からゲットしたCKから、森岡が蹴ったボールがベラヒーノにピッタリ合ってヘディングゴールで同点。ゲンクも反撃、PA付近でパスを受けた伊東がファーにシュートもGKに横っ飛びキャッチされる。しかし後半18分、メーレが伊東とのワンツーから強引なドリブルで持ち込みシュート、これが決まってゲンクが再びリードする。

そこからは中盤にスペースが出来て互いに攻め合う展開になるが、後半35分のセットプレイのこぼれ球を森岡がシュートも相手に当たって枠外。その直後、伊東が相手DFと競り合って出した足が相手の体に当たって2枚目のイエローで退場してしまう。

ヘンクはこれで完全に守り切る態勢にシフト、後半45分にシャルルロワは森岡のCKからフリーの味方に合うも、2人がかぶってしまいゴールならず。ロスタイムのパワープレイも最後まで実ること無く2-1で試合終了。シャルルロワは首位を陥落、クラブ・ブルージュがトップになった。

伊東はアシストを記録して2点目にも絡んだものの、シュートやラストプレイの数からするとちょっと物足りない結果。持ち過ぎで判断が悪い場面も多かった。森岡は最初は良かったが厳しいファールを受けた後は消極的なプレイに終始、アシストはあったが低い位置でボールを散らすプレイが多かった。どちらも消化不良な出来だったと言える。

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