「吉田が先発復帰、不安定なDFラインを見事にまとめて勝利」イタリア・セリエA第3節 フィオレンティーナ-サンプドリア

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今期、2試合連続3失点でまだ勝利がないサンプドリアは、吉田が先発に復帰して4-4-2の右CBの位置に入る。対するフィオレンティーナは1勝1敗、フォーメーションは3-1-4-2の並び。

試合はホームのフィオレンティーナが序盤からボールを支配、9分には右サイドからのクロスに吉田がスライディングも間に合わず、ドフリーだったクアメのシュートミスに助けられ、18分には吉田がクアメを手で引っ張って倒し、PA正面でFKを与えるがボナヴェントゥーラのキックはわずかに外れて命拾い。

その後もフィオレンティーナのペースで試合は進んでいたが、41分にクアリアレッラがチェッケリーニにPA内でユニフォームを引っ張られたという判定でPK、これをクアリアレッラ自身がきっちり決めて先制する。

後半3分、PA内でのキエーザのシュートを吉田が足に当てて枠外に飛ばす。9分にも落ち着いた対応でカウンターを防ぎ、CKも頭で跳ね返す。17分にはクリアからのセカンドボール争いで相手に体を預けて上手くファールをもらう。

次に試合が動いたのは後半27分、フィオレンティーナはミレンコビッチからPA内にいたヴラホビッチに縦パスが通り、トラップからシュートで同点。この場面、サンプドリアのCBトネッリがヴラホビッチのマークを完全に外していて吉田はスライディングで追ったがとても届かず。

後半31分、CKから吉田が競り、裏に飛び込んだトネッリに当たって浮いたボールを押し込んだように見えたが、トネッリがハンドでノーゴール。しかし後半38分、GKからのキックをDFラインの裏で受けたヴェッレが、トラップから芸術的なチップキックのゴールを決めて勝ち越し。

その後は当然フィオレンティーナが押し込む流れになるが、後半ロスタイムのクロスも吉田が頭で飛び込み間一髪クリア、キエーザのシュートはポストに当たって跳ね返り、何とかサンプドリアが逃げ切り2-1で勝利。

相方のトネッリが不安定な分、吉田のベテランらしい落ち着いたカバーリングが光った試合。開幕2試合はベンチだったが、これで先発に復帰するんじゃないだろうか。

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