「失点に絡みはしたが9ヶ月ぶりとは思えない長友のデビュー」フランス・リーグアン第4節 オリンピック・マルセイユ-リール

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先週に行われたPSGとの試合で、左SBのレギュラーであるアマヴィが3試合の出場停止となり、早くも先発の機会が回って来た長友。マルセイユは酒井も先発で4バックの両サイドが日本人選手、4-3-3のフォーメーションでスタート。

試合開始わずか1分で、オーバーラップした長友にボールが渡ってクロスを味方に合わせる場面を作ったが、その後は長友が高い位置を取っても良いタイミングで味方からボールが出て来ず、後で苦し紛れのパスから相手にカットされてカウンターを食らうなど、どうもチグハグなプレイぶり。前半20分にはアフターのスライディングでイエローをもらってしまう。

逆に酒井は手慣れたもので、トヴァンとのコンビネーションで良い攻め上がりを見せるが、クロスが惜しいところで引っかかったりと得点には繋がらず、前半の途中から相手に警戒されてあまり目立たなくなってしまう。

すると後半2分に、長友が中途半端に上がっていた裏をアラウージョに突かれ、カットインからゴールを決められリールに先制を許すと、その直後にもバックパスを相手に奪われ、最後はどフリーのブラクにシュートを撃たれるがポストに当たって命拾い。

長友は後半14分にオーバーラップから攻撃に絡んだシーンを最後に交代。ブナサールが右SBに入って酒井が左に回る。その後はマルセイユが攻勢に出るも、攻守の切り替えが速いリールがショートカウンターを度々炸裂、後半21分にはポストに当たるFK、29分にはクロスからヘッドもマンダンダがファインセーブという決定機を作られる。

終盤はさすがにマルセイユが押し込む流れになるが、FWの1枚が下がって4-5-1の形で守備ブロックを固めるリールに対して攻めあぐねる時間が続く。しかし後半39分にCKからジェルマンがドンピシャでヘッドを決めて同点、そのまま同点で試合終了。

長友は当然まだ周りとの息が合ってなく、終盤には失点に繋がるミスも犯したが、体は思ったよりも動けていて9ヶ月ぶりの実戦という事を考えればまずまずのデビューだったのではないか。ただ、大迫と同様にスケープゴートになりやすい助っ人の立場なので、すぐクロスのアシストなどの結果を出す必要があるのも確かだろう。

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