ツール・ド・フランス2020 第16ステージ

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昨日は、本当はマルセイユ対PSGの試合を見るつもりだったんだけど、途中からルーターの調子が悪くなってDAZNが見られなくなり、仕方なくツール・ド・フランスに切り替えてしまった。てなわけで今日もツールのレポート。

明日が、今大会最大の山場が待ち構えているとあって、最後に3級山岳ヴィラル=ド=ランの登りゴールとなっているとは言え、間違いなく逃げた選手で勝利が決まりそうなステージ。

案の定、途中で30人以上の逃げ集団が形成されたが、吸収されて今後は15人に絞られ、スプリントポイントではポイント賞で3位に付けるトレンティンが先頭通過、2位のサガンに12ポイントまで迫り、マイヨヴェール争いも白熱して来る。その後で逃げ集団は23人に増え、ここでメイン集団は追走を諦めて逃げが容認される。

エースのベルナルが優勝争いから脱落してステージ狙いに切り替えたイネオスチームや、アラフィリップ、山岳賞狙いのピエール・ロランらが主導する先頭集団は、ラスト2つ目の1級山岳サンニジエ=デュ=ムシェロットの登りでバラけ、アラフィリップ、ケムナ、カラパス、ライヘンバッハ、パシェの5人が抜け出す。

頂上付近でケムナがアタックを仕掛けると、アラフィリップらが遅れだし、ケムナは頂上を先頭で通過し独走体制に持ち込むと、ペースが上がらない後続を尻目に快調に逃げを続け、ヴィラル=ド=ランのゴールでは1分27秒という大差を付けてゴール。2位に終わった13ステージの雪辱を晴らした。

先頭と15分以上の差がついたメイン集団は、ゆったりしたペースでサンニジエ=デュ=ムシェロットを登り切ると、ようやくユンボ・ヴィズマチームが引っ張ってペースアップ、ポガチャルがアタックの姿勢を見せるがすぐにログリッチのアシストが反応、結局総合争いで大きな差が付く事無く集団でゴールした。

さて今日の第17ステージは、今大会最高峰の標高2304mを誇るロズ峠の頂上ゴール、平均勾配は7.8%とツールにしては比較的高めな上に、21.5kmと非常に長く、最大勾配は24%というジロやヴェルタ並の激坂。絶対に見逃せない熱い勝負が繰り広げられるだろう。

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