「クロップの狙いはリバプールの”バイエルン化”、その鍵を握るのが南野の存在」親善試合 リバプール-ブラックプール

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今日はツール・ド・フランスの休息日なので、南野が先発出場したプレシーズンマッチ、リバプール対ブラックプールの試合をDAZNで観戦。

試合は前半14分にリバプールCBクメディオがクリアしようとしたところをスティールされ、そのままゴールを決められて先制点を与えると、32分にはGKアリソンが相手を倒してPKで2失点目を喫して大丈夫かと思ったが、終わってみれば7-2で大勝。

南野については、前半30分にはサラーのポストからのシュートはGK正面だったが、後半7分にPA内で浮き球のパスをもらってターン、ボールは相手に防がれたが、マネが拾ってゴール。9分には右サイドで折返しのパスを受けてからシュート、これがフィルミーノへのアシストになって逆転。そして右SHに移った後半25分にフィルミーノのポストから左でパスを受け、カットインから5点目のゴール、最後は疲れたがフル出場で1得点1アシスト。

ポジション的にはトップ下だが、その場所に固定するというよりは、前線の3人が動いたスペースを使って幅広くポジションを取ってボールに絡み、守備ではボランチと連携してプレスバックする、いわばバイエルンにおけるミュラーの役割と南野は非常に良く似ていると言える。

従来の4-3-3のフォーメーションは相当に研究されるだろうし、相手がベタ引きになる試合でリバプールが苦労しがちだった事を考えると、南野をトップ下に置いた4-2-3-1の「バイエルンシフト」の追加が、今期におけるクロップ監督の狙いなのかもしれない。

まだマネとのコンビネーションはイマイチだが、サラーからはボールをもらえているし、特に利他的なプレイが特徴のフィルミーノとはかなりプレイのイメージが共有できているようで、周りを使いながらゴール前で決定的な仕事をする南野とは良い関係性になるはずだ。

懸念があるとすればボランチ。途中からジョーンズが入ってマシになったが、ファビーニョとナビ・ケイタの先発ダブルボランチは、守備はそこそこ安定するがゲームメイク能力に欠ける。4-2-3-1で行くなら噂に上がっているチアゴ・アルカンタラの獲得が望まれるところだ。

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