「前半は冨安がヤングに苦しめられるも、後半に意地を見せて逆転勝利」イタリア・セリエA第30節 インテル-ボローニャ

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既にセリエAは31節まで消化しているが、今日はスカパーで録画していた第30節のインテル対ボローニャの試合を観戦。

インテルのフォーメーションは3-4-1-2、吉田のサンプドリアをひねったルカク、ラウタロ・マルティネスの2トップに、エリクセンのトップ下という破壊力満点の攻撃陣。ボローニャは、売出し中のバローが1トップ、2列目がサンソーネ、ソリアーノ、オルソリーニが並んだ4-2-3-1。冨安はもちろん右SBで先発。

試合は、リーグ3位でチャンピオンズリーグが狙えるインテルが最初からペースを握る。インテルは左WBのヤングが常に高い位置を取り、対面の冨安はほとんど上がれず対応が後手に回る。

すると前半21分、大きなサイドチェンジを受けたヤングが加速、冨安がサイドまで応対に出るのだが、張り付く前にヤングは中へセンタリング、ラウタロのヘッドがポストに当たった跳ね返りをルカクが押し込み先制。

冨安のポジションはあくまでDFがラインに並んで、PAの幅に陣取った4バックなので、対面のヤングはフリーでボールを受けられ、ボローニャは冨安サイドでの攻防で後手に回ってしまっている。

後半になると、冨安はかなりヤングに対して早めにマークする対応にチェンジ、まだ危なっかしいが、前半ほどやられっぱなしにはなっていない。しかし後半13分にソリアーノが退場になって苦しいボローニャ。

さらに後半16分にダイクスがPA内に飛び込んだカンドレーヴァを引っ掛けてしまいPK。しかしボローニャGKスコルプスキがラウタロのキックをセーブ、跳ね返りを押し込んだガリアルディーニのシュートも防ぐスーパーセーブ。

その後も攻められっぱなしだったボローニャだったが、後半20分に冨安を下げてバーニ、パラシオを投入。すると後半25分ごろからセットプレイが連続、最後はスローインからこぼれ球をジュワラが蹴り込みボローニャが同点に追いつき、32分にはインテルのバストーニが退場して数的同数になる。

そして後半35分、ボローニャは自陣でボールを奪ってからのカウンターで、左サイドでドミンゲスからのラストパスを受けたバロウが、思い切りよく左足を振り抜き逆転ゴール。インテルは反撃もサンチェスが決定機を外すなどチャンスに決めきれず、結局1-2でアウェイのボローニャが勝利。

冨安は、前半はオルソリーニのカバーが無くて、2トップだけでなくフリーのヤングまで見ないといけない苦しい対応だったが、後半は何とか仕事を分担して盛り返したところで交代。まあお疲れ様としか言いようがない試合だったね。

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