「ハイデンハイムの執念に、大迫も含めブレーメンの前線は仕事出来ず」ドイツ・ブンデスリーガ 昇降格プレーオフ第1レグ ブレーメン-ハイデンハイム

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ホーム・アンド・アウェーで行われるブンデスリーガ昇降格プレーオフ。第1戦はブレーメンホームにハイデンハイムを迎えての対戦。

ブレーメンはケルン戦と同じく、フュルクルクとラシツァの2トップに、大迫がトップ下に入った中盤ダイアモンドの4-4-2で、ハイデンハイムは5-3-2のような形にして来た。

ケルン戦の大勝を受けてホームでリードを作っておきたかったブレーメンだったが、ハイデンハイムは2トップへのマンマークは当然として、大迫にはアンカーのグリースベックがいわゆるどこにでも付いて行くスッポンマーク、さらにはクラーセンまで、何と攻撃のキーマンに対して全部マンマークを付けて来るという執念を見せて来た。

大迫自身は好調を保っていて、マークを受けながらも確実なポストプレイで縦パスを受けるのだが、中盤に落とした後の行き先にことごとくマークが入っているため、そこから先へ攻撃を展開して行けない。むしろハイデンハイムのカウンターの方が危険で、相手の決定力不足に助けられる始末。

後半、ブレーメンはフュルクルクを1トップにして、ラシツァと大迫の2シャドーにして横のスペースに飛び出す形に変更、ようやく攻撃のリズムを作り始めるが、後半15分ごろから大雨が降り出し、大迫もトラップミスが目立つようになってまたブレーメンの攻撃が沈滞する。

ブレーメンは後半20分には3人を交代、大迫を1トップにしてラシツァとバーテルスにするが、これもあまり機能せず。大迫は37分にサージェントと交代、しかし42分にモイサンデルが2枚目のイエローで退場、その後は無理せずスコアレスドローで折り返した。

ホームでドローなのは痛いけど、いかにも前半はふんわりした気持ちで試合に入った様子だったし、豪雨に邪魔をされたとは言え、後半は修正してリズムを作れたし、むしろ下手に1-0なんかで勝つよりもピリッと気が引き締まったんじゃないかと思う。

大迫やラシツァのプレイスタイルを考えたらスペースが適度にあってナンボのサッカーなので、アウェイで守備からしっかり入り、カウンターを狙う形に持ち込めれば勝機が見えて来るのではないだろうか。

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