「今回はメッシじゃなくてイニエスタだった久保、味方のケチャドバで大勝」スペイン・リーガエスパニョーラ第33節 マジョルカ-セルタ

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再開後はまだ勝ち点1しか取れていないマジョルカに対し、セルタは前節であのバルサに引き分けるなど勝点を順調に積み上げ、気がつけば17位と18位なのに勝ち点8の差がついてしまい、マジョルカにとっては引き分け以下で残留の赤信号が灯ってしまう崖っぷち。

久保は当然この試合もスタメン、フォーメーションは2トップがブディミルとクチョ・エルナンデス、SHにダニ・ロドリゲスと久保が並んだ4-4-2の形。対するセルタは4-3-3の形での対戦。

試合はいつものようにマジョルカはぎくしゃくとしたビルドアップで久保にボールが入らず形を作れず、むしろセルタのほうがスムーズにボールが回る立ち上がり。しかし珍しい事に、久保が初めてボールに絡んだ攻撃から、PA内に入ったダニ・ロドリゲスが倒れ、かなりダイブ寄りだったがVARでもPKとジャッジ、マジョルカが大きな先制点を挙げる。

セルタも19分にワンツーから抜け出しシュートもGKレイナがファインセーブ、その後のCKもまたレイナがライン際でかろうじて防ぐ。マジョルカも24分にカウンターでクチョから久保にパス、カットインからシュートもGK正面。

そして追加点はマジョルカ。前半27分に左サイドに流れた久保からクチョに短くパス、ドリブルはいったんDFに引っかかったがそのままファーへシュート、これが2点目のゴールとなる。

そこからしばらくは、久保がDFラインの位置まで下がって守備に回るシーンが多くなったが、40分にカウンターでババから右サイドに飛び出した久保にパス、久保が相手2人を引きつけてインナーラップしたポソにノールックパス、これもファーにしっかり流し込み、久保にアシストが付く3点目。

後半、セルタが前からガンガン攻めに出て来ると、マジョルカは案の定受けに回ってバタバタ、4分にポソが後ろからミナを倒してPK、2点差に追いつかれる。しかし6分に右で久保がボールを持って2人を引きつけてからセビージャにパス、そこからワンタッチでブディミルに渡って4点目のゴール。

これでセルタは気落ちしたのか、マジョルカがボールを保持する流れになり、相手の攻めからカウンターを繰り出すと、久保からセビージャにパス、ドリブルを挟んで見事なミドルシュートを決める。そんなに凄いアシストではなかったが、久保が相手を引きつけてセビージャのスペースを作った意味合いは小さくない。

あとは久保がボールを持っても無理をせずキープや横パス、バックパスで時間を消費するプレイに終始、後半37分にセビージャと一緒にサブメンバーと交代、マジョルカはそのまま5-1で勝利した。

この試合の久保は、セルタが必ずSBとボランチでダブルチームを組んで対応していたので、無理せずボランチが移動して出来たスペースを使って、メッシというよりイニエスタのようにチャンスメイクに徹していた。

これまでは久保が散々足に当てるだけの決定機を演出しても、ことごとく味方にチャンス
をフイにされてしまっていたのだが、何が起こったのかいきなり全員の決定力が確変してケチャドバ状態。こういう連携が出来るようになれば残留も不可能じゃないのだが、次の試合はまた元の木阿弥になるのがマジョルカなんだよね~

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