「残留へ絶体絶命のブレーメン、大迫は別の世界を見つけるべき?」ドイツ・ブンデスリーガ第33節 マインツ-ブレーメン

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新型コロナウイルスからいち早く再開したドイツのブンデスリーガも残り2節。残留に向けていよいよ崖っぷちのブレーメンは、この試合に勝てば残留が決まるマインツとの6ポインターマッチ。

大迫は、サージェントとともに3-1-4-2の2トップで先発する。ブレーメンは今期にしては珍しく積極的で、大迫がボールを収めると周りがどんどん追い越してパスコースを作り、クロスにSBの選手が飛び込むなど分厚い攻めを見せるが、悲しいかな降格圏のチームだけあって、決定機を得点に結びつける事が出来ない。

しかしマインツは、ブレーメンの縦パスを狙ってボールを奪い、ハーフカウンターで何とかゴールを脅かすと、27分にFKからの折返しをクアイソンに押し込まれてマインツが先制する。さらに30分、ブレーメンはボールホルダーに人が集まってしまい、後ろから来たボエティウスにフリーでミドルを決められ2点目。

前半39分に大迫はバイタルエリアで前を向ける機会はあったのだが、シュートコースを探して2タッチしている間にボールを奪われてしまう。42分にもロングボールを大迫が落としてクラーセンからパスが出たのに、反応できず。その直後にはクロスをヘッドもGK正面と、大迫にもったいない場面が続く。

後半早々、ブレーメンは後半から入ったフュルクルクがターゲットとなって、徐々に攻撃のリズムが出来始めると、後半13分にPA内でフュルクルクがキープ、クラーセンが拾っての折返しを大迫がゴール上に決めて1点を返す。15分にも大迫はミドルを放つがゴール右に外れる。

その後もブレーメンは前がかりで攻め立てるが、ピサーロなどの投入でPA内の人数が多くなる分、大迫は中盤に下がってチャンスメイクの仕事が多くなる。が、後半40分に大迫へのパスがカットされてのカウンターから、フェルナンデスがスルーパスから抜け出しマインツが3点目、これで勝負あり。

大迫は得点は決めたものの、まだまだ消極的に逃げのプレイをしてしまう時があり、完全復活とは言えない模様。ターゲットマンのフュルクルクが入ってから攻撃が活性化したように、やはり細かい動き出しにパスを合わせてくれる日本代表とは違い、ドイツでは最前線でのプレイは難しいのかもしれない。チームとの契約は2022年まで残っているようだが、降格したら移籍を考えても良いのではないだろうか。

これでブンデスリーガはあと1試合を残すのみ。16位のデュッセルドルフとは勝ち点2、得失点差で4の差があるため、デュッセルドルフがドローの場合はブレーメンはケルンに4点差以上の勝利が必要になり、極めて苦しい立場になってしまった。あとは神様が奇跡を起こしてくれる事を願うしか無い。

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