「久保は明らかにゴツくなったが、マジョルカはやっぱりマジョルカだった」スペイン・リーガエスパニョーラ第28節 ポルト-マリティモ

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今週からリーガ・エスパニョーラも新型コロナウィルスによる中断からようやく再開、久保がいるマジョルカはいきなりバルセロナとの対戦となった。久保は4-4-2の右SHとして先発、バルサはメッシが先発に入った4-3-3のフォーメーション。

いきなり試合開始直後、久保がデ・ヨングにタックスされてボールを奪われ、ジョルディ・アルバからのクロスをビダルに頭で決められバルサが先制、甘い期待はわずか2分で吹き飛んだ(笑)。デ・ヨングは試合後に久保とユニフォームを交換したそうだが、明らかに久保を見る役割を与えられている。

バルサが圧倒的にボールを支配、久保もジョルディ・アルバのカバーで守備に回る時間が続いたが、前半22分にカウンターからダニ・ロドリゲスとのパス交換から、カットインしてファーを狙ったシュートを放つが、バルサGKテア・シュテーゲンに阻まれゴールならず。

前半28分には久保が右サイドでボールを受け、最初のシュートは相手に当たったが、そこからの展開でこぼれ球を拾った久保がまたシュート、しかしこれは上手くヒットせずテア・シュテーゲンの正面に転がってしまう。そして32分にはゴールやや右20mからのFKを久保が蹴り、ジャンプした壁の下を抜いたボールはテア・シュテーゲンに弾かれる。

すると37分にマジョルカの右サイドでボールを繋がれ、メッシからのワンツーからクロス、そのこぼれ球をメッシが頭でつなぐと、フリーになっていたブライスワイトに蹴り込まれて2失点目。そして前半を終了する。

後半からマジョルカはフラン・ガメスを投入、バルサはビダルに代えてラキティッチを入れる。序盤は久保のつなぎからブディミルがシュートと良い形を見せるマジョルカ。そして久保は、監督の指示なのか前半のように守備には戻らず、2トップのような位置取りをしているが、案の定そこまでボールが届かない。

バルサは12分にグリーズマンに代えてスアレスを投入。ラインが下がって劣勢のマジョルカにあって、前線の久保もワンツーパスで打開を図るが、いまいち味方との呼吸が合わずチャンスにならない。

さらにバルサは後半34分、メッシのワンタッチパスからジョルディ・アルバがDFラインを抜け出し、そのままニアを抜いて3点目。終盤はマジョルカが何とか攻めに出るが、ロスタイムにPAでスアレスからのパスを受けたメッシが細かいカットインドリブルから4点目を決めてダメ押し。バルサが首位を堅持、逆にマジョルカは降格圏の18位に留まる結果となった。

マジョルカは戦術練習を重ねて来たらしいが、相変わらずまともにビルドアップが出来ない下手っぷりで、ほとんどブディミルに縦パスが入らず攻撃はサイド一辺倒。再開前より久保にはボールが集まるようになっていたが、相手が待ち構えている状態でドリブルを仕掛けてもやれる事は限られてしまう。体は明らかにゴツくなり、キックのパワーも増したように見えるが、それを活かすシーンは数えるほどだった。まあ現実はそんなに甘くないよね。

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