新型コロナウィルスによるリーグ中断から再開して2試合目のポルトガルリーグ。ポルトの中島は、家庭の事情でチーム練習不参加により欠場中、マリティモは前田大然が2トップの一角に入った5-3-2のフォーメーションで臨んだ。
前半3分にロングボールから前田が飛び出し、ポストで上手くつなぐ。が、その直後にCKから意表を突いた振り向きざまのシュートが、ファーに上手いこと決まってポルトが先制する。
その後もポルトが圧倒的にボールを支配する中、前半16分にカウンターで右サイドからクロス、左に寄っていた前田が足で合わせる決定機を作ったが、ボールはゴール左に外れてしまう。ポルトも2度ほど惜しいシュートはあったがマリティモGKシャルレスがファインセーブ。
後半12分、前田が縦パスを受けて上手く入れ替わり、マークしていたマナファが前田を引っ張ってイエローカード。後半のポルトは攻撃が単調で、サイドからカットインドリブルとミドルが多く、マリティモの守備を崩し切るシーンが無い。
マリティモは後半31分に、疲れが見える前田を下げる。ポルトは後半41分にアレックス・テレスが2枚目のイエローで退場するが、ポルトは慌てず試合をコントロール、最後まで1点を守り切って勝利。今節は首位のベンフィカが引き分けたために、これでポルトが単独首位に立つ事となった。
前田は前線で先発だと思ったのだが、流れによっては左右のSHに入ったりと流動的なポジションを取っているのが興味深い。守備から攻撃への切り替えの速さはマリティモの中でも際立っている。得点は相変わらず取れないけど(笑)、しっかり戦力になっているのは頼もしい限りだ。