前節はフランクフルトに0-3で大敗、今節も残留争いのライバルであるマインツがフランクフルトに勝利するなど、残留に向けて厳しい立場が続いているブレーメンは、ホームでヴォルフスブルクとの試合。
ブレーメンは。試合前はベンチスタートの予測だった大迫が2シャドーの左で先発、右にM.エッゲシュタイン、1トップにサージェントが入った3-4–2-1、対するヴォルフスブルクは4-2-3-1のフォーメーションでスタート。
試合は最近にしては珍しく、ブレーメンが序盤から積極的にSBが参加、ボールを支配する流れで始まるが、案の定12分にカウンターからベホーストにGKと1対1の場面を作られるも、何とかセーブしてブレーメンは失点を免れる。
前半20分を過ぎると、ブレーメンがジリジリと押され始め、ブレーメンの前線3人は孤立して縦パスを収める事に四苦八苦するようになるが、その中でも大迫はボールが来ればポストプレイやフリックで可能性のあるプレイを続けている、
すると前半31分に、カウンターからバルグフレーデのスルーパスを受けた大迫が強烈なミドルを放つが、ややコースが甘くてヴォルフスブルクGKカステールスに横っ飛びでセーブされる。
後半は雨が降りしきる中、ヴォルフスブルクが前半とは打って変わってサイドの主導権を握り、ブレーメンは守備に回る時間帯が長くなる。大迫は相手にガッチリマンマークされ、ロングボールも精度が欠けて大迫まで届かない場合が多い。
それでも後半20分には、大迫がゴール前でファールをもらうもアウグスティンソンのFKは枠外。逆に後半37分、途中出場のビッテンコートがシュートを打ってカバーされたカウンターから、最後はクロスをベホーストに頭で押し込まれて失点。
最後にブレーメンは、大迫を下げてゼルケなど複数の選手を投入するが、パワープレイをするでもなく中途半端な攻撃に終始、そのまま試合は0-1で終了、プレーオフ圏のデュッセルドルフと勝ち点3・得失点差6に開き、1部残留に向けてさらに崖っぷちとなってしまった。
ブレーメンの問題はとにかく得点力。大迫が何とかポストプレイで中盤へボールを繋ぐのだが、ドリブルでアクセントを付けられるのがビッテンコートぐらいしかおらず、結局相手の守備が整っている中に適当なクロスを上げるだけで、FWも特別高さが無いので全く怖くない。正直、これでは残留は厳しそうだな・・・